取引停止・出金停止が起きたときの対応
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
取引や出金が止まったときは、まず公式のお知らせページで事実と影響範囲を確認します。計画メンテナンス、システム障害、規制対応など理由はさまざまで、対応も変わります。焦って外部の「復旧支援」に接触するのが最も危険です。記録を残し、公式窓口からのみ連絡してください。
要点
- 最初に公式のお知らせページで、原因と影響範囲と見込みを確認する
- 残高・注文状況・直近の履歴のスクリーンショットを残しておく
- SNSで接触してくる「復旧支援」「代理出金」はすべて詐欺
- 長期化する場合に備え、資産を1か所に集中させない
定義
取引所の売買機能や入出金機能が一時的または継続的に利用できなくなる状態のこと。計画的なものと、障害や経営上の理由によるものがあります。
最初にやることは、事実の確認です。公式サイトのお知らせページ、公式アプリ内の告知、そして公式のSNSアカウントを自分で開いて、何が起きているかを読みます。ここで区別すべきなのは、計画メンテナンスなのか、突発的な障害なのか、それとも特定の銘柄・機能に限った停止なのかです。範囲が分かれば、待てばよいのか別の手段を考えるべきなのかが決まります。読み方は「メンテナンス・障害情報の読み方」で扱っています。
次に、記録を残します。残高の画面、未約定の注文の一覧、直近の取引履歴と入出金履歴を、日時が分かる形でスクリーンショットに残してください。まだアクセスできるうちに取得しておくことが重要で、状況が悪化してから取ろうとしても遅い場合があります。後日の照会や、必要になった場合の手続きで、これらが自分の側の記録になります。
対応の判断は、停止の性質によって変わります。時間の決まった計画メンテナンスであれば、待つのが基本です。障害であれば、続報を追いながら、復旧後に自分の残高と注文が想定どおりかを確認します。一方、出金だけが長期間止まっている、説明が更新されない、という状況は性質が異なります。この場合は、公式窓口への照会に加え、消費者向けの相談窓口や、事業者を監督する当局が公表する情報も確認の対象になります。
この局面で最も多い二次被害が詐欺です。取引所が止まると、SNSやチャットに「復旧を手伝う」「代理で出金できる」「集団訴訟に参加しませんか」と声をかけるアカウントが大量に現れます。これらはほぼ例外なく詐欺で、目的は前払いの手数料か、ログイン情報か、シードフレーズです。取引所やサポートがシードフレーズや秘密鍵を尋ねることは絶対にありません。連絡は必ず、自分で公式アプリ・公式サイトを開いて、その中の窓口から行ってください。
最後に、事前の備えについて。停止はどの事業者でも起こりえます。だからこそ、すべての資産を1つの取引所に置かない、長期保有分は自分で管理するウォレットに移す、取引履歴を定期的に手元へ保存しておく、という運用が効いてきます。止まってからできることは限られますが、止まる前にできることは多くあります。
注意点
- · 「代わりに出金します」「復旧手数料を先に払えば優先的に対応します」という申し出はすべて詐欺です
- · 停止中に届く「緊急の本人確認」「資産保護のための移転」を促すメールは、偽サイトへの誘導である可能性が高いです
- · 一つの取引所にすべての資産を集中させないでください。停止が長期化した場合、他の手段が残りません
よくある質問
出金だけが止まっている場合はどうすればよいですか?
まず公式の告知で理由と見込みを確認し、記録を残したうえで公式窓口へ照会します。説明がないまま長期化する場合は、消費者向けの相談窓口や監督当局が公表する情報も確認してください。外部の「代理出金」には絶対に応じないでください。