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出来高の信頼性とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
出来高は取引の活発さを測る基本的な指標ですが、報告される数字が実態を映しているとは限りません。同一主体が売買を繰り返すウォッシュトレードによって水増しされうるためです。数字そのものより、どう集計され、どこが検証しているかを見る必要があります。
要点
- 出来高は一定期間に約定した数量の合計
- 自己売買の繰り返しで水増しされうる
- 板の厚みや価格の反応と突き合わせて見る
- 集計方法は提供元ごとに異なる
定義
一定期間内に約定した取引数量の合計。取引の活発さを表す基礎的な指標だが、報告値が実際の需給を反映しているかは別途検証が必要になる。
出来高は「24時間で何BTC約定したか」といった形で集計されます。活発に取引されている銘柄ほど、注文を出したときに想定した価格で約定しやすくなるため、流動性の目安として使われます。ここまでは素直な指標です。
問題は、出来高が意図的に膨らませられる点です。同一主体が売りと買いを同時に出して約定させれば、実質的な持ち高は変わらないまま出来高だけが積み上がります。これをウォッシュトレードと呼びます。取引所がランキング上位に見せるため、あるいはトークン発行者が活況を演出するために行われた事例が、過去に複数指摘されています。
鵜呑みにしないための見方はいくつかあります。出来高が大きいと表示されているのに板が薄い、価格がほとんど動かない、同じサイズの約定が規則的に並ぶ、といった場合は数字と実態が合っていない可能性があります。複数の集計元の数値を比べ、取引所ごとの内訳まで見ることも有効です。
注意点
- · 出来高ランキングの上位を、そのまま信頼性の高さと読み替えない
- · 水増しされた出来高を前提にすると、実際の約定でスリッページが想定を超える
- · 出来高が本物であっても、将来の値動きを示すものではない