中級者用語を調べる
板の厚み(マーケットデプス)とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
- 公開日
- 更新日
- 読了目安
- 4 分
結論
板の厚みは、各価格帯にどれだけの注文が並んでいるかを指します。厚いほど大きな注文でも価格が動きにくく、薄いほど同じ数量で価格が大きく動きます。板の注文は取り消せるため、見えている厚みは保証ではありません。
要点
- 各価格帯に並ぶ注文数量のこと
- 厚いほど大口注文でも価格が動きにくい
- 薄い板ではスリッページが大きくなりやすい
- 見えている注文は取り消される可能性がある
定義
板に並んでいる注文の量的な充実度。ある数量を執行したときに価格がどれだけ動くかに影響する。
最良売り気配に0.5BTCしかない板で2BTCを成行で買うと、0.5BTCはその価格で、残りはより高い価格帯へ順に食い込んで約定します。結果として平均約定価格は最良気配より高くなります。厚い板なら同じ2BTCでも最良気配付近で収まります。
厚みは銘柄・取引所・時間帯によって大きく変わります。取引の中心となる銘柄では平常時に十分な厚みがあっても、急変時には注文が一斉に引かれて薄くなります。また、取引所ごとに板は独立しているため、ある取引所で薄くても別の取引所では厚いことがあります。
実務上の意味は、自分が出そうとしている数量がその板に対して大きいかどうかを判断することにあります。板に対して大きすぎる注文は、自分自身の執行で価格を動かし、想定より不利な平均価格になります。分割して執行する運用はこの点を踏まえたものです。
注意点
- · 急変時には注文が一斉に取り消され、平常時の厚みは当てにできない
- · 板に見える注文は約定の保証ではない
- · 取引所ごとに板は独立しており、他の取引所の厚みは反映されない