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注文が約定しないとき

執筆
CRYPTO PORT 編集部
公開日
更新日
読了目安
5 分

結論

指値注文が約定しないのは、指定した価格に相場が届いていないか、届いても自分の順番が来ていないためです。まず注文状況の画面で、注文が有効に残っているかを確認します。次に、板の状況と自分の指値の位置関係を見ます。約定しないこと自体は異常ではなく、価格を指定した結果です。

要点

  • 指値は価格を優先する注文。約定しない可能性を織り込んだ仕組み
  • 同じ価格の注文は、先に出したものから約定するのが一般的
  • 取引量の少ない銘柄・時間帯ほど約定しにくい
  • 注文の有効期限や、証拠金・残高の不足で注文が無効になっていることもある

定義

発注した注文が成立せず、未約定のまま板に残っている状態のこと。主に指値注文で起こり、価格条件が満たされていないことが理由です。

まず注文が生きているかを確認します。注文一覧の画面で、その注文が「有効」「未約定」として残っているかを見てください。ここに無い場合、有効期限が切れて失効した、残高不足で受け付けられなかった、あるいは誤って取り消したなどの可能性があります。取引履歴とあわせて確認すると、どこで消えたかが分かります。

注文が生きている場合は、価格の位置を見ます。買い注文なら、現在の最良売り価格より自分の指値が低ければ、相場が下がってくるまで約定しません。売り注文なら逆です。板情報を見れば、自分の指値の前にどれだけの注文が並んでいるかも分かります。同じ価格帯に大量の注文が積まれていれば、価格が到達しても順番が回ってこないことがあります。板の読み方は「板情報」で扱っています。

銘柄と時間帯の影響も大きいです。取引量の少ない銘柄では、そもそも反対側の注文が少ないため、価格が近づいても成立しにくくなります。市場参加者が少ない時間帯も同様です。約定を優先したいなら成行注文という選択肢がありますが、想定と違う価格で成立する可能性を受け入れることになります。注文種別の選び方は「注文種別の選び方」で扱っています。

証拠金や残高の条件も確認してください。買い注文は必要な資金が拘束されるため、他の注文で資金が使われていると新しい注文が通りません。未約定の注文が複数ある場合、どれが資金を押さえているかを一覧で確認し、不要なものを取り消すと整理できます。

最後に、判断の話をひとつ。約定しないからといって、指値を相場に近づけて追いかける操作を繰り返すと、当初の判断より不利な価格で買う・売ることになりがちです。約定しないのは、自分が決めた価格条件が満たされていないというだけです。条件を変えるなら、感情ではなく理由をもって変えてください。

注意点

  • · 約定しないことを理由に、確実に約定させると称する外部ツールやbotを導入しないでください。API鍵を渡せば資産を動かされます
  • · 指値を何度も追いかけると、結果的に不利な価格で成立しやすくなります
  • · 「必ず利益が出る自動売買」を勧めてくる相手は詐欺です。約定の速さを売り文句にする例が典型です

よくある質問

  • 指値の価格に到達したのに約定しませんでした。

    同じ価格に先に並んでいた注文が消化されるまで、自分の順番は来ません。価格が一瞬触れただけで反転した場合も、そこに並ぶ全ての注文が成立するとは限りません。板の厚みを見ると状況が分かります。

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