注文方法の選び方
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
注文方法は大きく「すぐ成立させたい成行」と「価格を指定して待つ指値」に分かれます。急いでいないなら指値、確実に持ち高を動かしたいなら成行、という単純な使い分けで十分です。まず自分の取引所で使える注文の種類を確認し、最初は少額で1回ずつ試して、画面上でどう表示されるかを体で覚えてください。
要点
- 成行は成立の確実性を優先し、価格は成立するまで確定しない
- 指値は価格を優先し、その価格に届かなければ成立しないまま残る
- 使える注文の種類と名称は事業者によって異なる
- 販売所形式では注文方法を選べず、提示価格での売買になるのが一般的
定義
取引所の板に注文を出すときに選ぶ、成立条件の指定方法のこと。価格を指定するか、数量だけ指定して即時に成立させるか、といった違いがあります。
最初に押さえるべきなのは、成行注文と指値注文の違いです。成行注文は「いくらでもいいから今買う(売る)」という指示で、板にある注文と即座に突き合わせて成立します。確実に成立する代わりに、成立価格は結果を見るまで分かりません。指値注文は「この価格になったら買う(売る)」という指示で、価格は自分で決められる代わりに、市場がその価格まで来なければ成立しないまま残ります。この2つの性質は、どちらが優れているという話ではなく、何を優先するかの違いです。
使い分けの目安は単純です。「今日中にどうしても持ち高を動かしたい」「金額が小さく、多少の価格差は気にならない」という場面は成行が向いています。逆に「この価格以下でしか買いたくない」「時間には余裕がある」という場面は指値が向いています。判断に迷ったときは、まず指値を出して様子を見るほうが、価格を自分でコントロールできるぶん落ち着いて取引できます。
事業者によっては、これ以外にも逆指値(指定価格に達したら成行や指値を出す)、OCO(2つの注文を出して片方が成立したらもう片方を取り消す)、成行に近い動きをする各種の条件付き注文などが用意されています。名称も画面上の分類も事業者ごとに違うため、一覧は自分が使う取引所の説明を読んでください。仕組みの解説は用語集の「逆指値注文」「OCO注文」などにまとめています。
注意したいのが、取引所形式と販売所形式の違いです。販売所形式では、事業者が提示する価格で売買する形になり、注文方法を選ぶという概念自体がないのが一般的です。同じアプリの中に両方が用意されていて、初期画面が販売所になっている場合もあります。どちらの画面を使っているのかは、注文を出す前に必ず確かめてください。違いは「取引所と販売所の違い」で詳しく扱っています。
最後に、練習のしかたです。いきなり大きな金額で新しい注文方法を試さないでください。最小に近い数量で成行を1回、指値を1回出して、注文一覧にどう表示されるか、取り消しはどこからできるかを確認する。これだけで、相場が動いている最中に操作を探して慌てる事態をかなり防げます。
注意点
- · 流動性が薄い銘柄や相場が急変している時間帯の成行注文は、想定と大きく離れた価格で成立することがあります
- · 注文の名称は事業者ごとに異なり、同じ言葉が別の挙動を指すことがあります。初めて使う種類は必ず説明を読んでください
- · この記事は注文の仕組みの説明であり、特定の売買を勧めるものではありません。取引の判断は自分の資金計画にもとづいて行ってください
よくある質問
初心者はどちらを使うべきですか?
どちらが正解ということはありませんが、価格を自分で決められる指値のほうが、思っていた金額と違ったという後悔は起きにくいです。ただし成立しないまま放置される点は理解しておいてください。