取引所と販売所の違い
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
販売所は運営会社が相手になって売買する方式で、操作が簡単な代わりに売値と買値の差(スプレッド)が実質的なコストになります。取引所(板取引)は利用者同士が注文を出し合う方式で、指値が使え、一般にコストを抑えやすいとされます。同じ事業者の同じ銘柄でも、どちらの画面で買うかで支払う総額は変わります。
要点
- 販売所の取引相手は運営会社、板取引の取引相手は他の利用者
- 販売所の主なコストはスプレッド、板取引の主なコストは取引手数料
- 板取引では指値注文が使えるが、約定しないことがある
- 取扱銘柄は販売所のほうが多く、板取引は主要銘柄に絞られることが多い
定義
販売所は事業者が提示した価格で利用者と直接売買する形式、取引所(板取引)は利用者の注文を価格順に並べて付け合わせる形式のこと。どちらも同じ事業者が併設していることが多い。
販売所の画面では、買値と売値が最初から表示されています。金額を入れて確定すれば、その価格で運営会社が売ってくれます。数量を細かく指定する必要も、板を読む必要もないため、操作は最も簡単です。ただし、同じ瞬間の買値と売値には差があり、これがスプレッドです。買ってすぐ売り戻すと、相場が動いていなくてもこの差のぶんだけ減ります。表示上は「手数料無料」であっても、コストはこのスプレッドに含まれています。
取引所(板取引)の画面には、買いたい人の注文と売りたい人の注文が価格順に並んでいます。ここに自分の注文を出し、条件が合う相手の注文と付け合わされて成立します。成立ごとに取引手数料がかかりますが、料率は事業者ごとに異なり、注文の出し方(板に並べる注文か、並んでいる注文を取る注文か)によっても変わる設計が一般的です。具体的な料率は変動するため、公式サイトで確認してください。
注文方法の自由度も違います。板取引では指値注文が使えるため、「この価格まで下がったら買う」といった指定ができます。反面、その価格まで動かなければ成立しません。販売所は基本的に即時に成立する代わり、価格を選べません。急いで確実に買いたいのか、コストを優先したいのか、という目的の違いで使い分けることになります。
取扱銘柄にも差が出ます。多くの国内事業者では、販売所のほうが扱う銘柄が多く、板取引は流動性のある主要銘柄に絞られています。板取引に無い銘柄を買うなら販売所を使うしかない、という場面は普通にあります。この場合、スプレッドを払う価値があるかどうかを自分で判断することになります。
実務的には、初回は販売所で操作に慣れ、取引に慣れてきたら板取引へ移る人が多いようです。どちらが良いという話ではなく、支払っているコストの正体が違うことを理解して選べば十分です。比較の手順は「手数料の比較方法」にまとめています。
注意点
- · 「取引手数料無料」の表示だけで安いと判断しないでください。販売所ではスプレッドが実質的なコストになります
- · スプレッドは相場が荒れているときや流動性の低い銘柄で広がります。短期間に何度も売買すると、この差が積み上がります
- · 板取引でも、注文が薄い銘柄では想定より不利な価格で約定することがあります。注文前に板の厚みを確認してください
よくある質問
スプレッドと取引手数料はどちらが安いですか?
銘柄・時間帯・事業者によって変わるため一概には言えませんが、同じ銘柄を同じ事業者で売買する場合、板取引のほうがコストを抑えやすいとされています。実際の差は、同じタイミングで両方の画面の価格を見比べると把握できます。
積立サービスはどちらの形式ですか?
事業者によって異なります。販売所形式で執行されるものが多いとされますが、仕様は各社の商品説明に記載されています。利用前に約定価格の決まり方と費用の説明を確認してください。