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手数料の比較方法

執筆
CRYPTO PORT 編集部
公開日
更新日
読了目安
5 分

結論

暗号資産のコストは、表示される「取引手数料」だけではありません。スプレッド、入金手数料、出金手数料、送金手数料、そしてブロックチェーンのガス代まで含めて、自分の使い方に当てはめて合計するのが正しい比較です。料率は事業者ごとに異なり改定もされるため、必ず公式サイトの最新情報で確認してください。

要点

  • コストは取引手数料・スプレッド・入出金手数料・送金手数料・ガス代の合計で見る
  • 「取引手数料無料」の表示はスプレッドを含んでいないことがある
  • 自分の想定する取引頻度と金額に当てはめて計算しないと比較にならない
  • 料率は改定されるため、比較記事ではなく各事業者の公式ページで確認する

定義

暗号資産の売買・保管・移動にかかる費用を、名目上の手数料だけでなくスプレッドやネットワーク手数料まで含めて洗い出し、自分の利用パターンに当てはめて総額で比べる作業のこと。

まず、コストの種類を分けて把握します。(1)取引手数料は、板取引で約定したときにかかる費用です。(2)スプレッドは、販売所の買値と売値の差で、手数料として表示されないことが多い実質コストです。(3)入金手数料と出金手数料は、日本円を出し入れするときの費用です。(4)送金手数料は、暗号資産を別のアドレスへ送るときに取引所が徴収する費用です。(5)ガス代は、自分のウォレットからブロックチェーン上で操作するときにネットワークへ支払う費用です。これらは別々に決まっていて、合計しないと実態が見えません。

次に、自分の使い方を言語化します。月に何回買うのか、1回いくらか、買ったものを取引所に置いておくのか自分のウォレットに移すのか、日本円に戻す頻度はどれくらいか。この前提が決まって初めて、どの費用が効いてくるかが分かります。たとえば、毎月少額を積み立てて置いておくだけなら、送金手数料はほぼ関係ありません。逆に、頻繁に自分のウォレットへ移すなら、送金手数料が支配的になります。

比較のときに最も見落とされるのがスプレッドです。販売所の画面には「手数料無料」と書かれていることがありますが、買値と売値に差がある以上、コストは存在します。実際の大きさを知るには、同じ瞬間に販売所の買値と売値を見比べるのが早い方法です。この差が、往復で支払うコストの目安になります。板取引と併設されている事業者なら、同時刻の板の価格とも比べられます。

送金手数料の設計にも差があります。銘柄ごとに固定額で設定している事業者もあれば、ネットワークの状況に応じて変動する設計もあります。また、同じ資産でも送るネットワークを選べる場合、ネットワークによって費用が大きく違うことがあります。少額を頻繁に動かす予定があるなら、ここは事前に確認する価値があります。

最後に、情報源の話です。手数料は事業者の判断で改定されますし、キャンペーンで一時的に変わることもあります。したがって、第三者のまとめ記事の数字をそのまま信じるのは危険です。当サイトも含め、比較の観点は参考にしても、金額は必ず各事業者の公式の手数料ページで確認してください。

注意点

  • · 「手数料無料」という表示だけで安いと判断しないでください。スプレッドやその他の費用に含まれていることがあります
  • · キャンペーン期間中の料率は恒久的なものではありません。期間終了後の条件を確認してください
  • · 手数料の安さだけで選ばないでください。金融庁の登録の有無、セキュリティ、出金のしやすさのほうが、失う金額への影響は大きくなります

よくある質問

  • 具体的な手数料はどこに載っていますか?

    各事業者の公式サイトに手数料一覧のページがあります。取引・入金・出金・送金が別ページに分かれていることも多いため、すべてに目を通してください。変更のお知らせも公式サイトで告知されます。

  • ガス代は取引所の手数料と違うのですか?

    違います。ガス代はブロックチェーンのネットワークに支払う費用で、事業者の取り分ではありません。混雑状況によって変動し、自分のウォレットから操作する場合は利用者が直接負担します。詳しくは「ガス代とは」を参照してください。

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