はじめての購入
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 6 分
結論
最初の購入は、失っても生活に影響しない少額で、仕組みを理解している銘柄をひとつ選んで行うのが基本です。購入前に「販売所で買うのか、板で買うのか」を意識するだけでコストが変わります。金額を決め、注文方法を選び、約定内容を確認する、という3段階で進めてください。
要点
- 失っても困らない金額から始める。最低購入額は事業者により異なる
- 販売所はスプレッドが、板取引は取引手数料が主なコストになる
- 成行注文はすぐ約定し、指値注文は価格を指定できるが約定しないこともある
- 約定後は「いくらで何枚買ったか」を必ず記録する(税金の計算で必要になる)
定義
取引所に入金した日本円を使って暗号資産を取得する取引のこと。販売所形式では事業者の提示価格で、板取引形式では他の利用者の注文と付け合わせる形で成立する。
買う前に決めておくことが2つあります。1つは金額です。相場を見てから決めると、値上がりしているときほど多く入れたくなるため、先に「今回はいくらまで」と決めてしまうほうが冷静でいられます。もう1つは銘柄です。最初は時価総額が大きく情報も多い銘柄から選ぶ人が多く、ビットコインやイーサリアムが選ばれやすいのは、値上がりが期待できるからではなく、仕組みと情報源が追いやすいからです。
次に、どの画面で買うかです。国内事業者の多くは「販売所」と「取引所(板取引)」の両方を用意しています。販売所は事業者の提示価格でワンタップに近い操作で買えますが、売値と買値の差であるスプレッドが実質コストになります。板取引は他の利用者と注文を付け合わせる方式で、指値が使え、一般にコストを抑えやすいとされます。同じ銘柄を同じ事業者で買う場合でも、どちらの画面を使うかでコストが変わる、という点が重要です。詳しくは「取引所と販売所の違い」で扱っています。
注文方法は、成行注文と指値注文が基本です。成行はそのときの相場ですぐに成立させる注文で、確実に買える代わりに値段は選べません。指値は「この価格以下なら買う」と指定する注文で、価格は選べますが相場が来なければ成立しません。最初の1回は、板の見方を覚える目的で少額の指値を試してみるのも勉強になります。数量の指定方法(金額指定か枚数指定か)は事業者によって異なります。
注文を出したら、約定履歴で「いつ・いくらで・何枚」が成立したかを確認してください。表示された参考価格と実際の約定価格がずれることは、成行注文では普通に起こります。そのずれの大きさを見ることが、次回どの方法で買うかの判断材料になります。
最後に記録です。日本では暗号資産の売却や交換で生じた利益は課税対象になり、計算には取得価額が必要です。取引履歴は事業者からダウンロードできますが、閉鎖や仕様変更に備えて、購入のたびに日付・銘柄・数量・金額を自分でも控えておくと後が楽です。税務の全体像は「暗号資産と税金の基本」を参照してください。
注意点
- · 「必ず上がる」「元本保証」「今だけ」と急がせる勧誘はすべて詐欺だと考えてください。購入を急がせる相手に従う理由はありません
- · SNSやチャットで勧められた無名の銘柄を最初に買わないでください。売れなくなる(流動性がない)ことがあります
- · レバレッジ取引は、預けた資金以上の損失が出ることがあります。最初の取引で使う機能ではありません
よくある質問
いくらから買えますか?
最低注文数量・最低金額は事業者と銘柄によって異なり、数百円程度から買える場合もあります。正確な条件は利用する事業者の公式サイトで確認してください。
買ったらすぐウォレットに移すべきですか?
必ずしもそうではありません。自分で管理するウォレットは秘密鍵の管理責任も自分で負うことになり、操作に慣れていない段階で大きな額を移すのは危険です。まず送金の仕組みを理解し、少額のテスト送金で手順を確認してから判断してください。