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保有資産をまとめて把握する

執筆
CRYPTO PORT 編集部
公開日
更新日
読了目安
5 分

結論

取引所とウォレットに分散した保有を一覧にする方法は、ポートフォリオ管理サービスを使う方法と、自分で表を作る方法があります。どちらでも目的は同じで、全体でいくら持っているかと、どこに偏っているかを把握することです。外部サービスを使うときは、渡す情報を最小限にしてください。

要点

  • 手順は、保管場所の棚卸し → 記録方法の決定 → 更新の頻度を決める、の順
  • 外部サービスに渡すのは閲覧用のアドレスや読み取り専用のAPIキーに限る
  • 表示される評価額は参考値。価格情報源によって差が出る
  • 一覧化しても、価格の変動も税務上の損益も自動では解決しない

定義

複数の取引所・ウォレットに分かれた保有資産を一箇所にまとめ、合計額と構成比を継続的に把握すること。

最初にやるのは、集計ではなく棚卸しです。どの取引所に口座があるか、どのウォレットを使っているか、使っていないが残高が残っている場所はないか、を書き出します。ここが漏れていると、その後どんなツールを使っても全体像にはなりません。紙でも表計算でもよいので、まず場所の一覧を作ってください。

次に、記録の方法を決めます。選択肢は大きく二つです。ひとつは、アドレスを入力すると保有トークンをまとめて表示するポートフォリオ管理サービスを使う方法で、DeFiに預けた分まで拾ってくれるものがあります。もうひとつは、表計算ソフトに自分で保有数量を書き、価格を都度入れて合計する方法です。前者は手間が少なく、後者は外部に何も渡しません。

外部サービスを使う場合、渡す情報の範囲を先に決めます。閲覧だけであればアドレスの入力で足り、ウォレットの接続や署名は不要なのが一般的です。取引所と連携する場合は、出金権限を持たない読み取り専用のAPIキーに限定してください。秘密鍵やシードフレーズの入力は、どんな説明が付いていても応じてはいけません。

そのうえで、更新の頻度を決めます。毎日見るほど売買の衝動は増えます。月に一度、構成比と合計だけを確認する運用でも、目的は十分に果たせます。確認するのは金額の増減よりも、特定の銘柄に偏りすぎていないか、必要なときに動かせる形になっているか、という点です。

最後に、一覧化で分からないことです。表示される評価額は、そのサービスが参照する価格に基づく参考値で、実際に売却できる価格とは一致しません。DeFiに預けた資産の評価は特に推定が入ります。また、税務上の損益はこの一覧では出ません。取引ごとの記録が別に必要になり、その話は取引データの書き出しと損益計算の記事で扱います。

注意点

  • · 秘密鍵・シードフレーズを求めるポートフォリオサービスは使わないでください。例外はありません
  • · 取引所と連携する場合は、出金権限のない読み取り専用のAPIキーに限定してください
  • · 表示される評価額は参考値です。実際の売却価格とは一致しません

よくある質問

  • アドレスを入力するだけでも情報は漏れますか?

    アドレス自体は公開情報ですが、サービスにはあなたのアドレスとアクセス元が結び付いた形で記録されます。複数のアドレスをまとめて登録すると、それらが同一人物のものだという情報も渡すことになります。気になる場合は、自分の表計算で管理する方法を選んでください。

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