保有ウォレットの棚卸し
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 6 分
結論
ウォレットは増えやすく、忘れられやすいものです。どの種類のウォレットが何本あり、それぞれ何が入っていて、どこに置いてあるかを一覧にしてください。この一覧に鍵は書かず、あくまで在り処だけを記します。
要点
- 種類(ハードウェア/モバイル/ブラウザ拡張/取引所口座)ごとに本数を数える
- それぞれの「用途」を書くと、使っていないウォレットが浮かび上がる
- ハードウェアウォレットは、端末そのものの保管場所も記す
- 一覧に書くのは在り処まで。シードフレーズ・秘密鍵は書かない
定義
自分が管理しているウォレットと口座を種類別に数え上げ、用途・おおよその内容・保管場所を一覧にしておくこと。
ウォレットは、増やそうとして増えるのではなく、必要に迫られて一本ずつ足されていきます。取引所の口座、メインのハードウェアウォレット、DeFi用のブラウザ拡張、NFTを買うために作ったもう一つ、家族の端末に入れたテスト用。半年も経つと、自分でも全体像が言えなくなります。棚卸しは、その全体像を一度紙の上に戻す作業です。
書き出す項目は、種類・用途・おおよその内容・保管場所の四つで足ります。種類はハードウェアかソフトウェアか、自己管理か取引所預けか。用途は「長期保有」「日常の取引」「DeFi実験用」といった区分。内容は銘柄名の並びで十分で、数量まで書き込むと更新が追いつかなくなります。保管場所は、ハードウェアウォレットなら実際に置いてある場所です。
この作業をすると、たいてい二つのことが見つかります。一つは、使っていないのに残高が少し入ったままのウォレット。もう一つは、リスクの高い操作をするウォレットに長期保有分まで一緒に入っている状態です。前者は集約するか、少なくとも一覧に残す。後者は用途ごとに分けることを検討してください。
最後に線引きの話です。この一覧に書くのは「どこに何があるか」であって、「どうやって開けるか」ではありません。シードフレーズ、秘密鍵、PIN、パスワードは含めません。一覧だけが他人の手に渡っても、それで資産を動かされることはありません。しかし鍵が同じ紙に書かれていれば、その紙を落とした時点ですべてを失います。分けて持つ、というのがこの棚卸しの前提です。
注意点
- · 一覧にシードフレーズ・秘密鍵・PIN・パスワードを書かないでください
- · 一覧は保有状況が分かる資料です。人目に触れる場所に置かないでください
- · 残高の数量まで書くと更新が滞ります。銘柄と用途の記載に留めるのが現実的です
よくある質問
使っていないウォレットは、記録から消してよいですか?
残高が完全にゼロで、今後使う予定もないなら消して構いません。ただし少額でも残っていたり、過去の取引履歴の起点になっていたりする場合は、備考として残しておくほうが安全です。