調べたことを整理して残す
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 読了目安
- 4 分
結論
確認した内容は、何を見て、何が分かり、何が分からなかったかをその場で書き残してください。記録がないと、同じことを何度も調べ直し、判断が記憶と気分に左右されます。調べる力は、調べた結果を残す習慣とセットで初めて機能します。
要点
- 残す項目は、調べた日・確認した情報源・分かったこと・分からなかったこと・結論
- 「分からなかったこと」を書くことが、最も価値のある記録になる
- 結論だけでなく、その時点で何を知らなかったかを残すと後から検証できる
- 記録に秘密鍵・シードフレーズ・パスワードを書かない
定義
調査や確認の過程と結果を、後から見返せる形で書き残しておく習慣のこと。判断の根拠を自分で検証できるようにするための記録。
最初に決めるのは、どこに書くかです。表計算ソフト、メモアプリ、紙のノート、どれでも構いません。大事なのは、置き場所を一つに決めて、そこに集めることです。複数の場所に散らばると、探す手間が増えて記録そのものをやめてしまいます。特別なツールは必要ありません。
次に、書く項目を固定します。最低限、調べた日付、対象(銘柄名やプロジェクト名とコントラクトアドレス)、見た情報源のURL、分かったこと、分からなかったこと、そして自分の結論の6つです。項目が決まっていると、書く負担が下がり、後から比較もできるようになります。
このうち最も重要なのが「分からなかったこと」の欄です。運営の所在が確認できなかった、コントラクトが未検証で読めなかった、監査報告の対象が現在の版と一致するか確認できなかった。こうした項目を書いておくと、後で状況が変わったときに、何を再確認すればよいかが明確になります。すべて確認できたかのような記録は、かえって危険です。
そのうえで、結論の書き方を決めておきます。「買う・買わない」ではなく、「この範囲までは確認できたので、失っても困らない金額に限って試す」「確認が取れないので見送る」といった形にすると、後から読み返して判断の質を評価できます。金額や比率を一緒に書いておくと、自分のルールを守れているかも見えます。
最後に、見直しのタイミングを決めます。数か月に一度、過去の記録を読み返して、その後どうなったかを追記します。確認が甘かった点、逆に心配しすぎた点が見えてきます。この振り返りが、調べる力を実際に高める部分です。なお、記録には秘密鍵やシードフレーズ、パスワードを書かないでください。調べた内容と、資産にアクセスする情報は、別のものとして扱ってください。
注意点
- · 記録に秘密鍵・シードフレーズ・パスワードを書かないでください。調査メモとは別の管理が必要です
- · 保有状況が分かるファイルは、共有設定や同期先に注意してください
- · 記録を残しても、確認できなかった部分のリスクは消えません
よくある質問
どこまで細かく書けばよいですか?
続けられる量が正解です。最初は、日付・対象・結論・分からなかったこと、の4行でも十分に機能します。負担が大きいと続かず、続かない記録は判断の役に立ちません。慣れてから項目を増やしてください。