判断した理由を書き残す
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 5 分
結論
買う、売る、何もしないという判断をしたときに、その理由を短く書き残しておくと、後から自分の考え方を確認できます。記録は損失を防ぐものではなく、判断の経緯を事後に検証できるようにするためのものです。本記事は特定の判断を推奨するものではありません。
要点
- 記憶は結果に合わせて書き換わるため、その場で書いたものだけが当時の判断を残す
- 何もしなかった判断も記録すると、後から比較できる
- 取引履歴と取得価額の記録は、税務上の計算にも必要になる
- 記録は損失を防がない。判断を検証できるようにするだけ
定義
取引や保有に関する判断を行った時点で、その理由・前提・状況を書き留めておくこと。
後から振り返ると、自分がどう考えていたかを正確に思い出すのは困難です。結果が出た後では、その結果に合うように記憶が整理される傾向があることが知られています。うまくいった判断は「読み通りだった」と記憶され、うまくいかなかった判断は「そのときはこう考えるしかなかった」と説明されます。どちらも、当時の判断そのものではありません。その場で書いたものだけが、当時の状態を残します。
書く内容は多くなくてかまいません。日付、何をしたか、なぜそうしたか、何を前提にしていたか、そのとき何を心配していたか。数行で十分です。重要なのは詳細さではなく、判断の時点で書かれていることです。後から書き足したものは、すでに結果の影響を受けています。
何もしなかった判断も記録する価値があります。買おうか迷ってやめた、売ろうか考えて保有を続けた、という判断は記録に残りにくく、後から思い出せません。実際にはこれも判断であり、その理由を残しておくと、自分がどういう場面で動き、どういう場面で動かないのかという傾向が見えてきます。
実務的な副次効果として、取引の記録は税務上の計算にも必要です。いつ、何を、いくらで取得し、いつ処分したか。この情報がないと、申告の時期に取引所から履歴を集め直す作業が発生します。取引所によっては履歴の保存期間に限りがあるため、その都度残しておくほうが確実です。ただし、記録をつけても損失を防げるわけではありません。記録が与えるのは、自分の判断を後から見直せる材料だけです。
注意点
- · 本記事は投資助言ではなく、特定の判断や記録方法を推奨するものではありません
- · 記録を残しても、損失を防ぐことはできません
- · 税務上必要となる記録の範囲は、国税庁の公表資料および税理士にご確認ください
よくある質問
記録はどこに残せばよいですか?
形式は問いませんが、リカバリーフレーズや取引所のパスワードといった秘密情報は、判断の記録とは別に管理してください。判断のメモに認証情報を混ぜると、記録の共有や保管の自由度が下がります。