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初心者税金と安全対策

すでに使ったお金に引きずられない

執筆
CRYPTO PORT 編集部
公開日
更新日
読了目安
5 分

結論

すでに支払った金額や費やした時間は、これからの判断では取り戻せません。それでも人は、投じた量が多いほど続けようとする傾向があることが知られています。本記事はこの傾向を説明するもので、続けるべきか止めるべきかを指示するものではありません。

要点

  • 支払い済みの金額は、これからどうするかの判断材料にはならない
  • 投じた量が多いほど撤退しにくくなる傾向が広く観察されている
  • 「ここまで来たから」という理由は、対象の性質について何も述べていない
  • この傾向を知っていても、特定の行動が正しくなるわけではない

定義

すでに支出して回収できない費用(サンクコスト)が、これからの判断に影響してしまう傾向。

判断の材料になるのは、これから先に起きうることだけです。すでに支払った金額は、どの選択肢を選んでも戻ってきません。したがって、これからどうするかを考えるとき、過去にいくら使ったかは論理的には関係がありません。この構造は単純なのですが、実際の場面ではきわめて守りにくいことが繰り返し確認されています。

投資の文脈では、含み損を抱えた保有に対してこの傾向が強く働きます。「ここで手放したら、これまでの損が確定してしまう」という感覚です。しかし、含み損はすでに生じている状態であり、保有し続けても失われた価値が自動的に戻るわけではありません。逆に「まだ戻る可能性がある」という判断自体は成り立ち得ますが、その判断の根拠が「すでに投じた額」であるなら、それは対象の性質を見ていないことになります。

同じことは、時間や労力にも当てはまります。長く追いかけてきたプロジェクト、たくさん調べた銘柄、多くの時間をかけて設定したサービス。費やした労力が大きいほど、判断が甘くなる方向に働くことが知られています。「調べたから正しい」ではなく、「調べたから手放しにくい」が起きているのかどうかを、自分で確かめる必要があります。

ここで注意したいのは、この傾向を知ったからといって「損切りすべき」という結論にはならないことです。当サイトが売買の判断を指示することはありません。言えるのは、判断の理由を言葉にしてみたときに、それが「これから起きうること」についての説明になっているか、それとも「これまで使った量」についての説明になっているか、を区別できるということだけです。

注意点

  • · 本記事は投資助言ではなく、保有の継続や売却を推奨するものではありません
  • · 認知の傾向を理解しても、損失を防ぐことはできません
  • · 判断の根拠は人それぞれ異なります。ご自身の状況に基づいて判断してください

よくある質問

  • 含み損があるときは損切りしたほうがよいのですか?

    当サイトがその判断を示すことはありません。この記事が扱っているのは、判断の理由が「これから起きうること」に基づいているか「すでに使った額」に基づいているかを見分ける、という点だけです。

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