煽る情報との距離の取り方
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 6 分
結論
SNSやインフルエンサーによる推奨、「必ず上がる」という断定、期間を区切って急がせる勧誘は、詐欺や相場操縦でよく使われる手口です。共通しているのは、確認する時間を与えないことです。急かされたと感じたら、その取引からいったん完全に離れてください。
要点
- 「必ず上がる」「元本保証」は、その時点で事実と異なる説明
- 期間限定・先着・カウントダウンは、考えさせないための仕掛け
- 有名人の名前や画像は無断で使われることがある
- 少額で利益が出る体験をさせ、大きな入金を促す手口がある
定義
暗号資産の勧誘において、判断のための時間と確認手段を奪うことを目的に用いられる表現・演出の総称と、それへの対処のこと。
典型的な手口はいくつかのパターンに集約されます。SNSで知り合った相手が投資の話を持ち出す。著名人の写真を使った広告から専用のアプリやサイトに誘導される。グループチャットで複数の参加者が利益を報告し、参加していないのは自分だけだと感じさせる。いずれも、判断の根拠ではなく、焦りと安心感を作ることが目的です。
特に注意が必要なのが、最初に小さな成功体験を用意する構造です。少額を入金させ、画面上で利益が出たように見せ、実際に少額を出金させる。ここで信用が生まれたところで、より大きな金額の入金を勧めます。そして大きな金額を入れた段階で出金できなくなり、「税金」「手数料」「保証金」の名目でさらに入金を求められます。最初の出金が成功したことは、安全性の証明にはなりません。
断定的な表現も見分けの手がかりです。将来の価格は誰にも分からないため、「必ず」「確実に」「元本保証」といった言葉が出た時点で、その説明は事実と異なります。相手が金融の専門家を名乗っていても同じです。むしろ、専門家であればそうした断定はしません。
対処は単純です。急かされたと感じたら、その場で結論を出さないこと。連絡を止め、金融庁の登録一覧で相手の名称を確認し、同じ手口の被害が報告されていないか調べること。そして、家族や消費生活センターなど、利害関係のない相手に話すこと。この3つで、被害の大半は入口で止まります。
注意点
- · 少額の出金に成功したことは、安全性の証明にはなりません
- · 「あなただけに教える」「口外しないで」と言われた時点で、詐欺を疑ってください
- · 著名人の名前・写真を使った広告は無断使用である場合があります
よくある質問
SNSで知り合った人に勧められています。確認方法はありますか?
まず金融庁の登録一覧に事業者名があるかを確認してください。ない場合は取引しないでください。また、相手がSNS経由で投資を持ちかけてきたという事実自体が、典型的な詐欺の入口です。送金する前に消費生活センターにご相談ください。