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準備金の証明(アテステーション)とは

執筆
CRYPTO PORT 編集部
公開日
更新日
読了目安
5 分

結論

アテステーションは、発行体が「この時点でこれだけの準備金を持っている」と示すために、第三者の会計事務所に確認させて公表する報告です。監査より範囲が狭く、特定日時の残高を確認するにとどまります。読むときは、対象日・資産の内訳・誰が署名したかを見る必要があります。

要点

  • 特定日時の準備金残高を第三者が確認して公表する報告
  • 会社全体を調べる監査とは範囲が異なる
  • 対象日・資産の内訳・署名者を確認して読む
  • 公表頻度と内訳の細かさは発行体ごとに違う

定義

発行体の準備金について、第三者の会計事務所が特定時点の残高や構成を確認し、その結果を記載して公表する報告書。

アテステーションで確認されるのは、多くの場合「基準日における準備金の総額が、発行済みトークンの総額以上であること」です。会計事務所は発行体から提出された資料と銀行や保管機関の残高証明を突き合わせ、その範囲で結論を述べます。継続的な内部統制の評価までは踏み込みません。

そのため、基準日の前後で資産が動いていた場合はこの報告からは分かりません。また、準備金の内訳として何が含まれているか、満期の長さ、どの金融機関に置かれているかといった情報の細かさは発行体の開示姿勢に左右されます。細かく書かれているほど読み手が判断できる材料は増えます。

読むときの実務的な手順は三つです。まず基準日を見て、いつの話かを確認する。次に内訳を見て、現金・短期国債・その他の比率を把握する。最後に署名した事務所名と、その事務所がどこまでの責任を負うと書いているかを確認する。ここまで見て初めて、発行体の説明の裏が取れたと言えます。

注意点

  • · アテステーションがあることは、将来の償還を保証するものではない
  • · 「監査済み」と「アテステーション」は範囲が違うので言葉を混同しない
  • · 更新が止まっている発行体は、その事実自体を材料として扱う

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