初心者用語を調べる
ペッグ外れ(デペッグ)とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
- 公開日
- 更新日
- 読了目安
- 4 分
結論
デペッグは、ステーブルコインの価格が目標値から離れた状態を指します。裏付け資産への不安、償還の停止、取引所での流動性不足などが引き金になります。数時間で戻る軽いものから、二度と戻らないものまであり、「いずれ戻る」と決めつけられる現象ではありません。
要点
- 価格が目標値から離れた状態を指す言葉
- 裏付けへの不安や償還停止が主な引き金になる
- 数時間で戻るものと、戻らないものがある
- 戻る前提で買い増すのは損失を拡大させうる
定義
ステーブルコインの市場価格が、目標としている法定通貨の価値から一定以上離れた状態。ペッグを支える裁定や償還が働かなくなったときに起こる。
きっかけはさまざまです。裏付け資産を預けている金融機関の経営不安が伝わる、発行体が一時的に償還を止める、規制当局の措置が報じられる。いずれも「額面で戻せるのか」という疑問を生み、保有者が先を争って売ることで価格が下がります。
軽いデペッグは、板が薄い取引所や週末など、償還の窓口が閉じている時間帯に起きやすく、裁定業者が動ける時間になると戻ります。一方、裏付け資産そのものが毀損している場合や、発行体が業務を続けられない場合は、価格が戻る根拠がありません。
利用者にとって重要なのは、この二つを事前に見分ける方法はほぼない、ということです。発行体の発表は遅れて出ますし、その内容の裏取りもすぐにはできません。手元の資金をステーブルコインに置いておく期間を短くする、置き場所を分散する、といった対応のほうが現実的です。
注意点
- · 「ステーブル」という名称は価格が動かないことを意味しない
- · デペッグ時は出金や送金が混雑し、動かしたくても動かせないことがある
- · レバレッジ取引の証拠金にしている場合、デペッグが清算の引き金になりうる