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ペッグの仕組みとは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 5 分
結論
ペッグとは、トークンの価格を法定通貨などの目標値に結び付けておく仕組みのことです。価格を固定しているのは取引所でも規則でもなく、目標値から離れたときに利益を狙って売買する参加者の裁定です。裁定が働く条件が欠けると、ペッグは簡単に外れます。
要点
- 価格を固定しているのは規則ではなく参加者の裁定取引
- 裁定には発行と償還が滞りなくできることが必要
- 手数料・最低額・審査が裁定の妨げになる
- ペッグは保証ではなく、条件が揃っているときの結果
定義
ステーブルコインの市場価格を目標値に近づけ続けるための仕組み全体。発行・償還による裁定、担保の清算、供給量調整などが用いられる。
法定通貨担保型では、市場価格が目標を下回ると裁定業者が安く買って発行体に持ち込み、額面で償還します。逆に上回れば、現金を持ち込んで発行し市場で売ります。この往復で差が縮まるため、発行と償還が滞りなくできることがペッグの生命線になります。
暗号資産担保型では、担保の清算と、目標値で担保を引き出せる仕組みが同じ役割を果たします。アルゴリズム型では吸収役トークンとの交換がその役ですが、担保がないぶん、交換に応じる相手が居なくなった時点で機能を失います。
つまりペッグは、どの方式でも「目標値との差を埋めると得をする人がいる」ことで成り立っています。償還に時間や手数料がかかる、対象が法人だけに限られる、担保の売却先がない、といった事情で裁定の採算が合わなくなると、価格は目標値から離れたままになります。
注意点
- · ペッグは価格保証ではなく、条件が揃っている間だけ成り立つ
- · 個人が直接償還できない銘柄では、裁定は法人まかせになる
- · 取引板が薄い取引所では、一時的に目標値から大きく離れることがある