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安定化手数料(スタビリティフィー)とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 4 分
結論
安定化手数料は、担保を預けてステーブルコインを発行するタイプのプロトコルで、借入残高に対して継続的に課される費用です。単なる収益源ではなく、発行量を調整してステーブルコインの価格を目標に近づけるための操作レバーとして使われます。率はガバナンスで変更されます。
要点
- 担保発行型ステーブルコインの借入に課される継続費用
- 発行量を調整して価格を目標に近づける手段
- 率はガバナンス投票で随時変更される
- 返済時にまとめて精算される設計が多い
定義
担保を預けてステーブルコインを発行した利用者が、発行残高に応じて負担する継続的な手数料。発行のしやすさを調整することで、ステーブルコインの需給と価格に影響を与える。
仕組みとしては、ETHなどを担保に預けてステーブルコインを発行すると、その発行残高に対して時間の経過とともに費用が積み上がります。返済時には、発行した分に加えてこの積み上がった分も支払う必要があります。積み上がる速さが率であり、固定ではありません。
重要なのは、これが価格調整の道具である点です。ステーブルコインが目標価格を下回っているときは、率を引き上げて発行を減らし、返済を促します。供給が絞られれば価格は目標に戻りやすくなります。逆に目標を上回っていれば、率を下げて発行を増やします。中央銀行の政策金利に似た働きをしますが、決めるのはトークン保有者による投票です。
利用者側から見ると、この率は予告なく大きく変わりうるコストです。発行した時点で低い率だったとしても、市況が変われば投票で引き上げられ、借入の負担が増えます。返済計画を立てるときに「今の率がこのまま続く」と仮定するのは危険です。過去には短期間で率が何倍にも引き上げられた例があります。
注意点
- · 率はガバナンスで予告なく引き上げられることがあり、既存の借入にも適用される
- · 手数料が積み上がると借入残高が増え、清算までの余裕がじわじわ縮む
- · ステーブルコインが目標価格から外れる事態は実際に起きており、発行側・保有側の双方に損失が生じうる