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シル(shill)とは

執筆
CRYPTO PORT 編集部
公開日
更新日
読了目安
4 分

結論

shillは、自分の利害を隠したまま特定の銘柄を宣伝する行為を指します。もともとはサクラや偽の客を指す英語です。報酬を受けて発信していることを明示しない宣伝は、読み手に中立な意見だと誤解させるため、判断材料として使えないどころか、景品表示法上の問題も生じえます。

要点

  • 利害を隠して特定の銘柄を宣伝する行為
  • 元は英語でサクラ・偽の客を意味する語
  • 報酬の有無を明示しない発信は広告表示の問題になりうる
  • 自分の保有を宣伝する行為も含まれる

定義

報酬の受領や自身の保有といった利害関係を明かさないまま、特定の暗号資産を宣伝する行為。中立な意見を装って買い手を集める点が問題とされる。

shillには大きく2つの形があります。1つは発行者から報酬を受けて宣伝するもので、投稿1件あたりの単価やトークンの割当という形で支払われます。もう1つは自分がすでに保有している銘柄を宣伝するもので、買い手が増えれば自分の持ち分の価格が上がるという構図です。どちらも利害が読み手に見えていません。

日本では、広告であることを隠した宣伝は景品表示法のステルスマーケティング規制の対象になります。2023年10月からは、事業者の表示であるのに第三者の感想のように見せる表示が不当表示として規制されています。暗号資産の宣伝も例外ではありません。

読み手の側でできるのは、利害の開示があるかを見ることです。PR表記があるか、保有の有無に触れているか、同じ発信者が過去に紹介した銘柄がどうなったかを追えるか。これらが確認できない発信は、内容が正しいかどうか以前に、判断材料として扱えません。

注意点

  • · PR表記のない紹介投稿でも、報酬が発生している場合がある
  • · 「保有しています」の一文だけでは、保有量も取得時期も分からない
  • · 過去の紹介銘柄をたどれない発信者は、実績を検証できない

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