SNSの情報との距離の取り方
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 読了目安
- 6 分
結論
SNSでは、利益の報告が目立ちやすく、発信者の利害関係が見えにくい構造があります。目にする情報が実態の縮図だと考えると、判断の前提がずれます。本記事は特定の発信者やサービスを評価するものではなく、売買を推奨するものでもありません。
要点
- 利益の投稿は共有されやすく、損失の投稿はほとんど表に出ない
- 発信者が対価を受けている場合、その関係が明示されないことがある
- 有名なアカウントを装った偽アカウントによる誘導は繰り返し起きている
- 反応が集まっていることは、内容の正しさとは関係がない
定義
SNS上の投稿や発信者が、閲覧者の判断に及ぼす影響。表示される情報の偏りと、発信者の利害が関係します。
SNSに表示される情報は、実際に起きていることの縮図ではありません。まず、投稿する側の偏りがあります。利益が出た人は報告しやすく、損失を出した人は黙っていることが多い。次に、表示する側の偏りがあります。反応の多い投稿ほど多くの人に届く仕組みのため、驚きや強い主張を含むものが目立ちます。この二段の偏りを経た後の風景を見て、全体を推測することになります。
発信者の立場も見えにくい構造があります。特定のサービスや銘柄を紹介することで対価を受け取っている場合、本来はその関係が示されるべきですが、実際には明示されないことがあります。保有している銘柄について発信すること自体は自然ですが、保有者は価格が上がることで利益を得る立場にあります。発信内容を読むときに、その人がどのような立場から話しているのかは、内容と同じくらい重要な情報です。
詐欺の入口としても、SNSは継続的に使われています。著名人や公式アカウントを装った偽アカウント、返信欄に貼られた偽サイトへのリンク、ダイレクトメッセージでのサポート名乗り、期間限定の配布を装った誘導。いずれも、日常的に使っている画面の中に自然に混ざって現れます。リンクをたどる前に、公式サイトを自分でブックマークから開いて確認する習慣が有効です。
この記事は、SNSを使うべきではないと述べるものではありません。情報の入手経路として有用な面はあります。伝えたいのは、そこに表示されるものが偏った標本であること、発信者の利害が見えないことがあること、そして反応の多さが内容の正しさを示さないことです。何を信じ、何をするかはご自身の判断であり、当サイトが特定の発信者や銘柄について評価することはありません。
注意点
- · 本記事は投資助言ではなく、特定の発信者・銘柄・サービスを評価または推奨するものではありません
- · SNS上の情報を検証しても、損失を防ぐことはできません
- · 公式アカウントを装った偽アカウントによる被害が継続して報告されています
よくある質問
フォロワーが多いアカウントの情報は信頼できますか?
フォロワー数は関心の広さを示すもので、内容の正確さや発信者の利害関係については何も示しません。規模の大きいアカウントを装った偽アカウントも存在するため、アカウント名の表記も含めて確認が必要です。