記録を二重三重に持つ
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 5 分
結論
コピーを何個持つかより、それぞれが違う理由で失われるかどうかが重要です。一つの事故ですべてが消えない配置になっているかを確認してください。増やしすぎると管理が追いつかず、古い情報が残るという別の問題も生まれます。
要点
- 同じ場所・同じアカウントのコピーは冗長性にならない
- 「一つの事故で全部失われないか」を基準に配置を考える
- コピーを増やすほど、漏洩の面と更新漏れの面が増える
- どこに何個あるかを自分が把握できる範囲に収める
定義
同じ記録を、失われる原因が重ならない複数の場所に持っておくこと。冗長性とも呼ばれます。
冗長性の考え方は、数を増やすことではありません。同じ引き出しに紙を二枚入れても、その引き出しが燃えれば二枚とも失われます。同じクラウドアカウントの二つのフォルダも同様です。意味のある冗長性とは、失われる原因が重ならない配置のことです。
実際に考えるときは、想定する事故を一つずつ当ててみるのが早道です。自宅が火災になったら何が残るか。パソコンが壊れたら。クラウドアカウントが凍結されたら。スマートフォンを紛失したら。それぞれの場合に、記録と鍵の両方が残るかを確認します。どこかで「全部消える」となれば、そこが設計の穴です。
鍵の控えについては、特に場所の分散が効きます。自宅と実家、自宅と貸金庫といった組み合わせで、地理的にも離しておくと災害への耐性が上がります。ただし、離せば離すほど、自分がすぐに確認できなくなる点は認識しておいてください。年に一度の確認を予定に入れておくと、所在不明のまま何年も経つことを防げます。
一方で、増やしすぎには弊害があります。鍵の控えが五か所にあれば、そのうち一つが他人の目に触れる確率も五倍です。記録のコピーが多ければ、更新したのは一つだけで残りは古いまま、という状況が生まれます。古い情報は、ないよりかえって危険なことがあります。自分が管理を追える範囲、多くの場合は二か所か三か所に収めるのが現実的です。
注意点
- · 鍵の控えを増やすほど、漏洩する経路も増えます。数と安全は比例しません
- · 更新されていない古いコピーは、判断を誤らせる原因になります
- · 貸金庫など第三者の管理下に置く場合、開扉の手続きや条件を事前に確認してください
よくある質問
鍵の控えは何か所に置くのが適切ですか?
一般には二か所程度から始め、自分で管理を把握できる範囲に留めるのが現実的です。数より、それぞれが違う事故で失われる配置になっているかを重視してください。