年に一度、記録を見直す
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 5 分
結論
記録は作った時点が最も正確で、あとは古くなる一方です。年に一度、ウォレットの一覧・取引履歴・バックアップの所在をまとめて確認する日を決めてください。この見直しが、記録を実際に使えるものに保ちます。
要点
- 確認するのは、一覧の正確さ・履歴の欠落・バックアップの所在の三点
- 使わなくなった口座やウォレットを整理する機会にする
- バックアップは「あるはず」ではなく現物を確認する
- 税務に関わる資料の保存状況も、この機会に確認しておく
定義
保有状況の一覧、取引履歴の保存状態、バックアップの所在を、年に一度まとめて点検する習慣のこと。
記録が役に立たなくなる原因は、たいてい放置です。ウォレットを一本増やした、取引所を一つ閉じた、ハードウェアウォレットを別の場所に移した。そのたびに一覧を直せればよいのですが、現実には直しません。結果として、数年後に見た一覧が現状とまったく違う、ということが起きます。年に一度の見直しは、このずれをまとめて解消する作業です。
見るのは三点です。第一に、ウォレットと口座の一覧が現状と合っているか。増えたもの、閉じたもの、置き場所が変わったものを反映します。第二に、取引履歴に欠落がないか。年の途中で使った取引所のCSVが落とせているか、使わなくなったサービスの履歴を保存したかを確認します。第三に、バックアップの現物が想定した場所にあるか。
三点目は、頭で確認するのではなく実際に見てください。ハードウェアウォレットが引き出しにあるか、鍵の控えを置いた場所に実際に残っているか、外付けストレージが読めるか、クラウドからファイルが落とせるか。「あるはずだ」と思っていたものがない、という発見はこのときにしか起きません。年に一度の点検をしていれば、失った時点の直後に気づけます。
この機会に、整理もあわせて行うとよいでしょう。ほとんど使っていない取引所の口座、残高がわずかなまま放置されたウォレット、すでに解約したサービスのアカウント。数が減れば、それだけ管理も記録も軽くなります。閉じる前に履歴を落としておくことだけは忘れないでください。
税務に関わる資料についても、この見直しのときに保存状況を確認しておくと安心です。どの年のどの書類を保存する必要があるかは制度で定められており改正もあるため、最新の情報は国税庁の案内および税理士にご確認ください。
注意点
- · バックアップの確認は現物で行ってください。記憶での確認は当てになりません
- · 口座やウォレットを閉じる前に、必ず履歴を保存してください
- · 保存が必要な書類や期間は制度で定められています。国税庁の案内および税理士にご確認ください
よくある質問
見直しはいつ行うのがよいですか?
年末年始や、取引所の年間取引報告書が出そろう時期にまとめると、税務の準備と重ねられて効率的です。日付を固定しておくと忘れにくくなります。