本文へ移動
初心者税金と安全対策

毎月の点検リストを回す

執筆
CRYPTO PORT 編集部
公開日
更新日
読了目安
5 分

結論

セキュリティは一度設定して終わりではありません。月に一度、30分で終わる点検を回してください。ログイン履歴、承認、更新、バックアップの所在。この四つを確認するだけで、異常に気づく時期が大きく早まります。

要点

  • 取引所とメールのログイン履歴に、知らない端末・地域がないか確認する
  • 有効な承認を一覧し、不要なものを取り消す
  • OS・ブラウザ・ウォレットアプリの更新を当てる
  • バックアップ媒体の所在と状態を目視で確認する

定義

暗号資産まわりの設定・権限・端末の状態を毎月一定の手順で点検し、異常を早期に発見するための定型作業。

被害の多くは、設定の不備そのものよりも、「異常に気づくのが遅れたこと」で拡大します。承認を悪用されるまでに数か月かかる例、メールに転送ルールを仕込まれたまま気づかない例、ログイン済みの古い端末が放置されている例。いずれも、定期的に見ていれば早い段階で気づけたものです。だから、月に一度の定型点検を回します。

第一に、ログイン履歴です。取引所とメールアカウントの設定画面で、直近のログイン履歴を開きます。知らない端末、身に覚えのない地域、深夜のアクセスがないかを見てください。同時に、ログイン中のセッション一覧を確認し、使っていない端末があればログアウトさせます。機種変更で手放した端末が残っていることは、実際によくあります。

第二に、承認です。ウォレットアドレスごとに有効な承認を一覧し、使い終わったサービスや身に覚えのないものを取り消します。第三に、更新です。OS、ブラウザ、ウォレットアプリ、ハードウェアウォレットのファームウェアに未適用の更新がないかを確認します。ウォレットアプリの更新は、必ずアプリ内かブックマークした公式サイトから行ってください。第四に、バックアップです。シードフレーズを記録した媒体が想定した場所にあるか、読める状態かを目視で確認します。ここでは中身を写真に撮らない、オンラインの端末の前で広げない、という点に注意してください。

余裕があれば、追加で二つ見てください。ひとつは、資産の配置です。日常用のウォレットに、想定より多い残高が溜まっていないか。溜まっていれば長期保管用へ移します。もうひとつは、通知の設定です。取引所からの出金通知、ログイン通知、アドレス登録通知が有効になっているか。通知は、異常に気づくための最も安価な仕組みです。この点検は30分ほどで終わります。毎月同じ日にカレンダーへ入れておくと、続けやすくなります。

注意点

  • · バックアップ媒体の確認時に、内容を撮影・入力しないでください
  • · ウォレットアプリの更新は、必ずアプリ内か公式サイトから行ってください
  • · 点検で異常を見つけたら、調査より先に資産の退避と承認の取り消しを行ってください

よくある質問

  • 毎月は続きません。最低限どれを残せばよいですか?

    ログイン履歴の確認と更新の適用の二つを残してください。この二つは所要時間が短く、異常の早期発見と既知の脆弱性の解消という効果が大きい項目です。承認の見直しとバックアップの確認は、四半期ごとでも構いません。

次に読む

仮想通貨診断

いくつかの質問に答えるだけ。結果はその場で表示されます。

診断をはじめる