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プロポーザー・ビルダー分離(PBS)とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
PBSは、ブロックの中身を作る役割と、そのブロックを提案する役割を別の主体に分ける考え方です。取引の並び替えで利益を得るには専門的な設備が要るため、これを分けることでバリデーター側に規模の有利が働きにくくなります。イーサリアムでは現在、プロトコル外のソフトウェアとして実現されています。
要点
- ブロックを作る役と提案する役を分ける考え方
- 並び替えの専門性がバリデーターの規模有利になるのを抑える
- イーサリアムではプロトコル外の仕組みとして動いている
- 仲介役への依存という別の集中が生じる
定義
ブロックの中身を構成する役割(ビルダー)と、そのブロックをチェーンに提案する役割(プロポーザー)を別の主体に分離する設計上の考え方。
取引の順序を工夫すると、裁定や清算から追加の収益が得られます。この収益を最大化するには、複数の取引所の価格を監視し、最適な並びを短時間で計算する設備が必要です。全バリデーターがこれを備えるのは現実的ではなく、放置すると資金力のある運用者だけが高い収益を得ることになります。
PBSは、その専門作業をビルダーに任せ、バリデーターは出来上がったブロックを受け取って提案するだけにします。ビルダー同士が競争して提示額を上げれば、小規模なバリデーターでも同程度の収益を受け取れる、という整理です。役割分担でバリデーター参加のハードルを下げることが狙いです。
イーサリアムでは、これはプロトコルの仕様ではなく、MEV-Boostのような外部ソフトウェアとして運用されています。そのためリレーやビルダーが少数に集中すると、検閲や障害の影響を受けやすくなります。これをプロトコル本体に組み込む案は継続して議論されています。
注意点
- · ビルダーやリレーが少数に集中すると、特定の取引が除外される余地が生まれる
- · プロトコル外の仕組みであるため、参加者の運用停止がそのまま提案の失敗につながりうる
- · 利用者の取引が収益源として扱われる構造自体は、この分離では解消されない