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MEVとは

執筆
CRYPTO PORT 編集部
公開日
更新日
読了目安
5 分

結論

MEVは、ブロックに取引を入れる順番を決められる立場を使って得られる利益のことです。利用者側から見ると、取引が先回りされて不利な価格で約定する形で現れます。DEXを使う際に知っておくべき、目に見えにくいコストです。

要点

  • 取引の順序を決める立場から得られる利益
  • サンドイッチ攻撃で不利な約定が起きる
  • スリッページ許容幅が広いほど狙われやすい
  • プライベート送信で緩和できる場合がある

定義

ブロックに含める取引の選択・順序・挿入を通じて、ブロック生成者やその関係者が獲得できる追加的な利益の総称。

ブロックチェーンでは、送信された取引がすぐに処理されるのではなく、待機領域に入ってからブロックに取り込まれます。その待機中の取引は公開されているため、内容を見た第三者が、自分の取引を先に割り込ませることができます。ブロックを作る側は、手数料の高い取引を優先する裁量を持っています。

代表的な手口がサンドイッチ攻撃です。ある利用者がDEXで大きめの買い注文を出したことを検知すると、攻撃者はその直前に同じ資産を買って価格を押し上げ、利用者の注文が不利な価格で約定した直後に売り抜けます。差額が攻撃者の利益で、利用者が被る損失です。

対策としては、スリッページ許容幅を必要以上に広げないこと、取引を待機領域に公開せずブロック生成者へ直接送るプライベート送信に対応したウォレットやRPCを使うことが挙げられます。いずれも完全に防げるものではなく、影響を小さくする手段として理解する必要があります。

注意点

  • · スリッページ許容幅を大きく設定すると、その分だけ抜かれる余地が広がる
  • · 流動性の薄い銘柄ほど、少額の取引でも狙われやすい
  • · MEV対策をうたうサービスも、効果や前提はそれぞれ異なる

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