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MEV-Boostとは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 6 分
結論
MEV-Boostは、イーサリアムのバリデーターがブロックの中身を外部のビルダーに作らせ、その中で最も収益の高いものを選べるようにするソフトウェアです。プロトコル本体の機能ではなく、任意で導入する外部の仕組みです。バリデーターは中身を見ないまま署名するため、リレーという仲介役への信頼が前提になります。
要点
- ブロックの中身を外部のビルダーに作らせる仕組み
- プロトコル本体ではなく任意導入の外部ソフト
- バリデーターは中身を見ずにヘッダに署名する
- リレーという仲介役への信頼が前提になる
定義
イーサリアムのバリデーターが、外部のブロックビルダーが作成したブロックをリレー経由で受け取り、収益の高いものを選んで提案できるようにする中継ソフトウェア。
バリデーターが自分でブロックを組むと、メンプールから取引を拾って並べる程度のことしかできません。一方、専門のビルダーは裁定機会や清算を組み込んだ並びを作り、より高い収益を引き出します。MEV-Boostは、この収益をバリデーターに渡す代わりにブロックの構築を任せる仕組みです。
流れはこうです。ビルダーが作ったブロックをリレーに送り、リレーはその中身を伏せたままヘッダと提示額だけをバリデーターに見せます。バリデーターは最も高い提示に署名し、そのあとでリレーが中身を開示します。中身を先に見せない設計は、バリデーターが取引を盗むのを防ぐためです。
ここでリレーは、提示された額どおりの中身であることと、署名後に確実に開示することを保証する立場にあります。リレーが不正をすればバリデーターは空のブロックを提案してしまう可能性があり、実際に開示の失敗でブロックを逃す事例が報告されています。
注意点
- · リレーが特定の取引を除外する運用をすれば、その取引は該当ブロックに入らない
- · バリデーターとして使う場合、リレーの障害でブロック提案を逃し報酬を失うことがある
- · 利用者の取引が並び替えの対象になり、不利な価格で約定する可能性は残る