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市場サイクルの局面とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 5 分
結論
市場サイクル論は、相場が蓄積・上昇・分配・下落といった局面を繰り返すという、市場でよく語られる枠組みです。過去を振り返って区切るには便利ですが、いま自分がどの局面にいるかを事前に判別する方法は確立されていません。
要点
- 蓄積・上昇・分配・下落として説明される枠組み
- 後から振り返って区切ることはできる
- 現在地を事前に判別する方法は確立していない
- 局面の長さも順序も一定ではない
定義
相場が一定の局面を順に経て循環するという説明の枠組み。蓄積期・上昇期・分配期・下落期の4区分がよく用いられるが、区分の定義や境界に公式な基準はない。
よく使われる4区分では、関心が薄いなかで取引が続く蓄積期、価格と参加者が増えていく上昇期、上昇が鈍り取引が交錯する分配期、価格が下がり関心が引いていく下落期、という流れで説明されます。株式市場で古くから使われてきた枠組みを、仮想通貨市場に当てはめたものです。
この枠組みが役立つのは、過去のチャートを整理して語るときです。値動きと出来高の変化を局面としてまとめれば、何が起きていたかを説明しやすくなります。歴史を記述する道具としては筋が通っています。
一方で、リアルタイムでの判別は別問題です。分配期に見える動きが単なる一時的な停滞であることもあり、区切りは後から振り返って初めて確定します。局面の長さも順序も一定ではなく、想定した通りに進まないことのほうが普通です。「いまは蓄積期だから」という前提で行動を決めることは、確定していない判断を確定したものとして扱うことになります。
注意点
- · 局面の判定は後づけであり、リアルタイムでの識別は確立されていない
- · 同じチャートでも、区切り方は分析する人によって変わる
- · 局面の想定にもとづいて売買時期を決める手法に、検証された裏づけはない