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蓄積と分配とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 4 分
結論
蓄積は価格が大きく動かないなかで買いが進む状態、分配は売りが進む状態を指す言い方です。どちらも出来高と値動きの関係から推測される概念であり、板の裏側にいる主体を特定できるわけではありません。推測であることを踏まえて扱う必要があります。
要点
- 横ばいのなかで買いが進む状態を蓄積と呼ぶ
- 同様に売りが進む状態を分配と呼ぶ
- 出来高と値動きからの推測にすぎない
- 誰が売買しているかは板からは分からない
定義
価格が大きな方向性を持たない期間に、買いが進んでいると解釈される状態を蓄積、売りが進んでいると解釈される状態を分配と呼ぶ相場分析上の概念。
発想の出発点は、大口の売買は一度に執行すると価格を大きく動かしてしまうため、時間をかけて小分けに執行される、という考え方です。その結果、価格はあまり動かないのに出来高だけが積み上がる期間が生まれる、と説明されます。この状態を買い側なら蓄積、売り側なら分配と呼びます。
実際に観察できるのは、価格と出来高の推移だけです。板に出ている注文からは、それが誰のもので、どういう意図なのかは分かりません。同じ横ばいと出来高の組み合わせが、蓄積と解釈されることも分配と解釈されることもあります。解釈が分かれる余地が構造的に残っている概念です。
オンチェーンデータを使い、長期保有アドレスの残高推移から推測しようとする分析もあります。ただしアドレスの帰属は確実には特定できず、取引所の内部移動や保管方法の変更でも数値は動きます。どの手法を使っても、確認できるのは間接的な痕跡までだという前提を外さないことが重要です。
注意点
- · 同じチャートが蓄積とも分配とも読めるため、解釈を事実として扱わない
- · オンチェーンの残高推移は、取引所の内部移動でも変動する
- · この解釈にもとづく売買判断に、検証された優位性の裏づけはない