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LTV(担保掛け目)とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 4 分
結論
LTVは、担保の評価額に対して借入額が何割かを示す比率です。プロトコルは銘柄ごとに借入可能な上限LTVと、清算が始まる清算LTVを別々に定めています。上限いっぱいまで借りると、価格が少し動いただけで清算域に入ります。
要点
- 借入額 ÷ 担保評価額で表す比率
- 借入上限のLTVと清算LTVは別の値
- 変動の大きい銘柄ほど上限は低く設定される
- 上限いっぱいの借入は清算までの余裕がない
定義
借入額を担保の評価額で割った比率。プロトコルが銘柄ごとに借入可能な上限と、清算が発動する水準をこの比率で定める。
100万円分のETHを担保に50万円を借りていれば、LTVは50%です。プロトコルが上限を80%と定めているなら、理屈の上では80万円まで借りられます。ただし清算LTVが85%であれば、80%まで借りた時点で、担保価値が6%ほど下がるだけで清算域に入る計算になります。この2つの数字の差が実質的な余裕です。
上限が銘柄ごとに違うのは、値動きと売りやすさが違うからです。ステーブルコインは上限が高く、時価総額の小さいトークンは低く設定されます。担保価値が急落したときに売り切れる見込みがあるかどうかが判断材料になっており、この数値はガバナンスで見直されます。
実務上は、上限に近い借入を続けるほど管理の手間が増えます。価格が動くたびに追加担保を入れるか返済するかの判断が必要になり、寝ている間の急落には対応できません。逆にLTVを低く保てば、借りられる額は小さくなりますが、清算まで大きな値幅を確保できます。どちらを選ぶかは資金の性質しだいです。
注意点
- · 借入上限まで借りた状態は、清算までの値幅がごくわずかしかない
- · 上限LTVは相場環境やガバナンス投票で引き下げられることがある
- · 複数銘柄を担保にしている場合、全体の比率で判定されるため個別銘柄の値動きが相殺されるとは限らない