取引履歴の見方
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 5 分
結論
取引履歴は、いつ・どの銘柄を・いくらで・どれだけ売買し、手数料をいくら払ったかの記録です。確定申告でも、損益の把握でも、トラブルの照会でも起点になります。多くの取引所は期間を指定してCSVなどで書き出せるので、少なくとも年に1回、できれば毎月、手元に保存する習慣をつけてください。
要点
- 約定日時・銘柄・売買の別・価格・数量・手数料が基本の項目
- 「注文履歴」と「約定履歴」は別物で、前者には未成立の注文も含まれる
- 入出金の履歴は取引履歴と別画面にあることが多く、両方そろえて初めて全体が分かる
- 過去分の閲覧・書き出しに期間の制限があることがあるため、定期的に保存する
定義
取引所の口座で行った売買が、成立ごとに記録された一覧のこと。税計算や残高の照合に使う一次的な記録です。
まず、履歴には種類があることを知っておいてください。一般的には、出した注文がすべて並ぶ「注文履歴」と、実際に成立した分だけが並ぶ「約定履歴(取引履歴)」が分かれています。さらに、日本円や暗号資産の入出金は別の履歴画面にあることが多く、積立の購入記録や、キャンペーンで受け取った資産の記録が独立している場合もあります。名称は事業者ごとに違いますが、「注文」「約定」「入出金」の3系統があると考えておくと迷いません。
約定履歴で見る項目は、約定日時、銘柄(通貨ペア)、売買の別、約定価格、約定数量、そして手数料です。1つの注文が複数回に分かれて成立した場合、履歴には複数行として並びます。合計の数量は一致しているのに行数が多い、というのは異常ではありません。また、手数料が別建てで表示されるか、価格に含まれているかは方式によって異なります。
書き出しの手順は、多くの場合「期間を指定してファイルを生成し、ダウンロードする」という流れです。生成に時間がかかり、あとからメールや通知でダウンロード用のリンクが届く方式もあります。ファイル形式はCSVが一般的ですが、事業者によって列の並びも項目名も違います。複数の取引所を使っている場合、そのままでは合算できないことは覚悟しておいてください。
保存のしかたにはコツがあります。ファイル名に「取引所名_年月」を入れて、年ごとのフォルダにまとめておくだけで、申告の時期に探し回らずに済みます。取引所を解約したあとや、事業者がサービスを終了したあとは、履歴を取り出せなくなる可能性があります。手元にコピーがあるかどうかで、その後の手間がまったく変わります。
税務との関係では、取引履歴だけでなく、送金の記録や取得価額の情報もそろえておく必要があります。何が課税対象になるか、どの記録を残すべきかは「暗号資産と税金の基本」「記録の残し方」で扱っています。個別の申告内容については、税理士や所轄の税務署に相談してください。
注意点
- · 表示される時刻の基準(日本時間かUTCか)は事業者によって異なります。年をまたぐ取引では特に注意してください
- · 履歴の閲覧・書き出しができる期間に上限がある場合があります。古い分はさかのぼれなくなる前に保存してください
- · 画面の合計表示は参考値であり、税務上の計算方法とは一致しないことがあります。申告の判断は専門家に確認してください
よくある質問
履歴が実際の残高と合いません。
取引履歴だけを見ている可能性があります。入出金、手数料、キャンペーンでの受け取り、積立の購入などが別画面に記録されていることが多いため、すべての履歴を合わせて確認してください。それでも合わない場合はサポートへ照会します。