年間取引報告書のダウンロード方法
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 5 分
結論
多くの国内取引所は、1年分の取引をまとめた年間の報告書を、年明け以降にダウンロードできる形で用意します。設定や報告書の画面から対象年を選んで取得するのが一般的な流れです。ただし書式や集計の範囲は事業者ごとに異なり、複数の取引所やウォレットを使っている場合は、これだけで申告が完結するとは限りません。
要点
- 公開されるのは年明け以降で、時期は事業者ごとに異なる
- 対象年を選んでダウンロードする流れが一般的。形式はPDFやCSV
- 報告書の集計範囲は事業者ごとに違い、外部送金分は含まれないことがある
- 複数の取引所・ウォレットを使う場合は、すべての記録を合わせて計算する必要がある
定義
1年間の売買や損益の集計を、取引所が利用者向けにまとめた書類のこと。確定申告の資料として使われますが、税額そのものを確定するものではありません。
取得の流れは、口座にログインして報告書や取引レポートの画面を開き、対象年を選んでダウンロードする、というのが一般的です。ファイル形式はPDFで提供されることが多く、あわせてCSVの取引明細を用意している事業者もあります。生成に時間がかかり、準備ができたら通知が届く方式もあります。公開の時期は事業者によって異なり、年明けすぐの場合もあれば、申告期間に入ってからの場合もあります。
取得したら、まず中身がどこまでを含んでいるかを見てください。取引所内の売買だけが集計され、外部ウォレットへの送金や、他所から受け取った資産は含まれていないことがあります。また、レンディングやステーキングで受け取った資産、キャンペーンで付与された資産の扱いも事業者ごとに異なります。「報告書に書いてある数字がそのまま申告する金額」と考えるのは危険です。
複数の取引所を使っている場合は、それぞれから同じように取得し、さらにウォレットでの取引記録も合わせる必要があります。取得価額の計算方法(総平均法・移動平均法など)は納税者が選ぶもので、全体を通して一貫させる必要があります。事業者ごとの報告書を単純に足し合わせるだけでは正しい数字にならないことがある、という点は押さえておいてください。
保存のしかたも決めておきます。報告書と、あわせて取得したCSVの取引明細を、年ごとのフォルダにまとめ、ファイル名に取引所名と年を入れておく。口座を解約したあとや事業者がサービスを終了したあとは取り出せなくなるため、手元のコピーが最後の記録になります。記録の残し方は「記録の残し方」で扱っています。
最後に、この記事は書類の取得方法を説明するものであり、税額の計算方法や申告の可否を判断するものではありません。暗号資産の課税関係は取引の内容によって変わり、判断に迷う場面が多くあります。制度の概要は「暗号資産と税金の基本」を参照し、個別の申告については税理士や所轄の税務署に相談してください。
注意点
- · 報告書の数字をそのまま申告額として扱わないでください。集計範囲は事業者ごとに異なります
- · 「年間取引報告書」を装って添付ファイルを開かせるメールがあります。取得は必ず自分で公式アプリ・公式サイトにログインして行ってください
- · 税務上の判断はこの記事では行いません。個別の申告内容は税理士または所轄の税務署に確認してください
よくある質問
報告書が見当たりません。
公開時期がまだ来ていない可能性があります。また、対象年に取引がなかった場合は作成されないことがあります。公開スケジュールは事業者のお知らせページで案内されるのが一般的です。