スプレッドの比較方法
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
スプレッドとは、同じ時点での買値と売値の差のことで、実質的な取引コストです。比較するには、同じ銘柄・同じ時刻に、買う場合の価格と売る場合の価格を両方見て、その差を確認します。値は時間帯や相場の状況で常に変わるため、1回の観測で結論を出さず、複数回・複数の時間帯で見てください。
要点
- 同じ銘柄・同じ時刻に、買値と売値を並べて差を見る
- スプレッドは固定ではなく、時間帯と相場の状況で変わる
- 販売所形式ではスプレッドが主な負担、取引所形式では板の気配差と手数料を見る
- 具体的な水準は事業者ごとに異なり変動するため、公式の説明で確認する
定義
同じ時点での購入価格と売却価格の差のこと。表示上は手数料無料であっても、この差が実質的な負担になります。
スプレッドがなぜ重要かというと、買った瞬間に含み損から始まるからです。たとえば、ある時点で買値と売値に差があるとき、買ってすぐ売り戻せばその差の分だけ減ります。手数料の表示が「無料」であっても、この差は存在します。表示上の手数料だけを見て安いと判断するのは、コストの大きい部分を見落とすことになります。
比較のやり方は単純です。同じ銘柄について、同じ時刻に、購入画面の価格と売却画面の価格を両方確認し、その差を記録します。重要なのは「同じ時刻」であることで、時間をずらして見た価格を比べても意味がありません。スクリーンショットを撮って並べると確実です。これを複数の事業者で行い、さらに時間帯を変えて何度か繰り返します。
なぜ繰り返す必要があるかというと、スプレッドは固定ではないからです。相場の変動が激しいとき、取引が少ない時間帯、重要な経済指標の発表前後などには広がる傾向があります。深夜や早朝に1回見た数字を、その事業者の常態だと考えるのは誤りです。自分が実際に取引する時間帯で、複数回観測してください。
取引の形式によって、見るべき場所が変わることも押さえてください。販売所形式では事業者が提示する買値と売値の差がそのままスプレッドになります。取引所形式(板取引)では、板に並ぶ最良の買い注文と最良の売り注文の差が気配差で、これに取引手数料が加わります。板が薄い銘柄では気配差が広がりやすく、大きな数量を出すとさらに不利になります。用語の説明は「ビッド・アスク・スプレッド」「板の厚み」にあります。
この記事では、具体的な数値の水準は示しません。事業者ごとに異なり、日々変動し、改定もされるためです。実際の負担を知りたいときは、自分が使う銘柄と時間帯で観測するのが唯一確実な方法です。あわせて、入出金の費用や取引手数料も含めた全体を見る必要があります。比較の枠組みは「手数料の比較方法」で扱っています。
注意点
- · 「手数料無料」という表示は、スプレッドが無いという意味ではありません。実質的な負担は買値と売値の差に含まれます
- · 相場が急変している時間帯はスプレッドが広がりやすく、平常時の観測値は当てになりません
- · この記事は具体的な数値を示しません。実際の条件は必ず利用する事業者の公式サイトで確認してください
よくある質問
スプレッドが狭い時間帯はありますか?
一般に取引が活発な時間帯のほうが狭くなりやすい傾向はありますが、銘柄と事業者によって事情が異なり、常にそうとは限りません。自分が取引する時間帯で実際に観測して判断してください。