口座を解約する手順
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
解約の前に、残高をゼロにし、取引履歴と年間報告書を手元に保存しておくことが最重要です。解約後は履歴を取り出せなくなるのが一般的で、あとから税務の計算に必要になっても戻れません。手続き自体は、資産の出金 → 未約定注文と積立の停止 → 解約申請、という流れが一般的です。
要点
- 解約前に取引履歴・年間取引報告書をダウンロードして保存する
- 暗号資産と日本円の残高をすべて出金し、端数も残さない
- 未約定の注文、積立設定、APIキーを先に停止・削除する
- 解約後は再開設に本人確認をやり直す必要があるのが一般的
定義
取引所との利用契約を終了し、口座を閉鎖する手続きのこと。解約後は残高の保有も取引履歴の閲覧もできなくなるのが一般的です。
手続きに入る前に、記録の保存を済ませてください。取引履歴、入出金の履歴、そして年間取引報告書のような書類を、期間をさかのぼって書き出し、手元に保存します。解約すると口座にログインできなくなり、これらを取り出す手段がなくなるのが一般的です。暗号資産の売却益は、売った年の確定申告で必要になるため、解約した年だけでなく過去分もそろえておくのが安全です。
次に残高の整理です。暗号資産は外部のウォレットか別の取引所へ出金し、日本円は自分名義の銀行口座へ出金します。ここで問題になりやすいのが、最小出金数量に満たない端数です。売却して日本円に替えられるならそれが簡単ですが、最小取引数量に届かない場合もあります。どう扱えるかは事業者ごとに異なるため、解約申請の前にサポートへ確認してください。
あわせて、口座に紐づいている設定を止めます。未約定の注文があれば取り消し、積立や自動購入の設定があれば停止し、APIキーを発行していれば削除します。レンディングやステーキングに預けている資産がある場合は、解除してから受け取れるようになるまで期間が必要なことがあるので、全体の日程はここを起点に組んでください。
解約の申請方法は事業者によって異なります。アプリやサイトの設定画面から申請できる場合もあれば、問い合わせフォームからの依頼が必要な場合もあります。申請後、本人確認のやり取りが入ることがあり、完了までに数日かかるのが普通です。完了の通知が届くまでは、口座の状態を確認できるようにしておいてください。
解約後について知っておくべきことが2つあります。ひとつは、法令にもとづき事業者が取引記録を一定期間保存する義務を負っているため、「解約したから記録が消える」わけではないこと。もうひとつは、同じ事業者で口座を開き直す場合、本人確認を最初からやり直すのが一般的だということです。一時的に使わないだけであれば、解約せず放置するという選択肢も検討してください。
注意点
- · 残高を残したまま解約すると、資産の扱いが事業者の規約次第になります。必ずゼロにしてから申請してください
- · 解約前に履歴を保存しなかった場合、後から確定申告に必要な記録を取り戻せないことがあります
- · 「解約手続きを代行します」と申し出る第三者に口座情報を渡さないでください。口座の譲渡・貸与は犯罪です
よくある質問
使わない口座は解約すべきですか?
どちらにも理由があります。放置するとパスワードや二段階認証の管理対象が増え、不正アクセスに気づきにくくなります。一方、解約すると履歴を取り出せなくなります。残高をゼロにして履歴を保存したうえで、管理できる口座数に絞るのが現実的です。