中級者用語を調べる
資金調達率(ファンディングレート)とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
- 公開日
- 更新日
- 読了目安
- 4 分
結論
資金調達率は、無期限先物の価格を現物に近づけるために、買い持ちと売り持ちの間で定期的にやり取りされる費用です。先物が現物より高いときは買い持ちが売り持ちへ支払い、安いときは売り持ちが買い持ちへ支払います。取引所ではなく、建玉を持つ者同士でやり取りされます。
要点
- 無期限先物の価格を現物に近づけるための授受
- 先物が割高なら買い持ちが売り持ちに支払う
- 先物が割安なら売り持ちが買い持ちに支払う
- 取引所の収益ではなく建玉保有者同士の授受
定義
無期限先物において、一定間隔で買い持ちと売り持ちの間で授受される費用。先物価格と現物価格の乖離の向きと大きさによって、支払う側と金額が決まる。
支払いの向きを取り違えやすいので、まずここを押さえます。無期限先物が現物より高く取引されている状態は、買い持ちが多すぎるサインです。このとき買い持ちが売り持ちに支払います。支払いを嫌う買い持ちは建玉を減らし、受け取れる売り持ちは増えるため、先物価格は現物に近づきます。先物が現物より安ければ、この向きがそのまま反転します。
授受の間隔は取引所によって異なり、数時間おきが一般的です。率も市況によって刻々と変わり、相場が一方向に加熱しているときほど大きくなります。マイナスの値が表示されている場合は、売り持ちが買い持ちに支払っている状態を意味します。
建玉を長く持つ場合、この費用の積み上がりは無視できません。価格がまったく動かなくても、支払い側に回り続ければ損益は目減りします。逆に受け取り側であれば損益は積み上がりますが、そのために反対方向の価格変動リスクを負っていることになります。資金調達率だけを見て建玉の向きを決めると、値動きで大きく負けることがあります。
注意点
- · 支払い側に回った建玉は、価格が動かなくても保有し続けるだけで損益が悪化する
- · 率は固定ではなく、相場の偏りに応じて短時間で大きく変わる
- · 受け取りを目的に建玉を持つと、値動きによる損失が受取額を大きく上回ることがある