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ベーシス取引とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 5 分
結論
ベーシス取引は、現物と先物の価格差(ベーシス)を取りにいく手法です。現物を買うと同時に同量の先物を売り、価格差が縮む過程を狙います。方向性の賭けではありませんが、証拠金の管理、取引所の破綻、資金調達率の反転といったリスクが残ります。
要点
- 現物買いと先物売りを同量で組む手法
- 狙うのは価格の方向ではなく価格差の縮小
- 証拠金が尽きれば先物側が強制決済される
- 取引所の破綻や出金停止が最大級のリスク
定義
同一資産の現物と先物を反対方向に同量建て、両者の価格差が縮小することで損益を得ようとする取引。価格の上下による損益は原則として相殺される。
先物が現物より高いとき、現物を買って先物を同量売ると、価格が上下してもその損益はおおむね相殺されます。残るのは価格差の部分です。満期のある先物なら満期に両者が一致するため差は必ず縮みますが、無期限先物では代わりに資金調達率の受け取りが収益源になります。いずれの場合も、差がどれだけ得られるかは市況しだいで事前には決まりません。
相殺されるのは価格の方向だけで、リスクが消えるわけではありません。価格が急騰すると先物の売り建玉に評価損が出て、証拠金の追加が必要になります。追加が間に合わなければ先物側だけが強制決済され、残った現物だけが手元に残る、という崩れ方をします。この形で損失を出す例は珍しくありません。
さらに大きいのは、現物と先物を別々の場所に置くことから生じるリスクです。取引所が出金を停止したり破綻したりすれば、片側だけが失われ、もう片側の建玉が丸裸の方向性リスクとして残ります。実際に大手の破綻時に、相殺されていたはずの建玉が片側だけ消えた事例がありました。
注意点
- · 価格急騰時に先物側の証拠金が不足すると、片側だけ強制決済されてヘッジが外れる
- · 現物と先物を別の取引所に置くと、片方の破綻や出金停止で建玉が片側だけ残る
- · 無期限先物では資金調達率が反転し、受け取り側から支払い側に変わることがある