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ファンディングレートから読み取れること
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 5 分
結論
ファンディングレートは、無期限先物の価格を現物に近づけるために、ロングとショートの間でやり取りされる手数料率です。どちら側に偏りがあるかを示しますが、価格の方向を示すものではありません。読み取れるのは「今どちら側にコストがかかっているか」までです。
要点
- 無期限先物の価格を現物に寄せるための調整手数料
- プラスならロングが、マイナスならショートが支払う
- 建玉の偏りを示すが方向は示さない
- 保有コストとして損益に直接効いてくる
定義
無期限先物において、一定間隔でロング保有者とショート保有者の間で受け渡される手数料の率。先物価格が現物価格から乖離したときに、乖離を縮める方向へ働くよう設計されている。
無期限先物には満期がないため、放っておくと先物価格が現物から離れていきます。そこで多くの取引所では、8時間ごとなどの間隔でファンディングを発生させます。先物が現物より高ければレートはプラスになり、ロング側がショート側に支払います。安ければ逆方向に支払いが発生します。
この符号と大きさから読み取れるのは、どちら側のポジションが多く、そちらを維持するのにコストがかかっているかです。プラスが続いている状態は、先物市場でロング側に傾いていることを示します。ただしそれは現時点の建玉構成の説明であって、価格がこの先どちらへ動くかとは別の話です。
実務上重要なのは、ファンディングが実際のコストとして毎回口座から引かれる点です。レートが年率換算で高い水準にあるとき、ポジションを長く持つほど価格が変わらなくても損益は削られていきます。デルタニュートラルの戦略ではこれが収益源にも費用にもなるため、方向の読みではなくコスト計算の材料として扱うのが本来の用途です。
注意点
- · レートの高低から価格の反転を予測できるという根拠はない
- · 取引所ごとに算出式・徴収間隔・上限が異なるため、数値を単純比較しない
- · レバレッジをかけていると、ファンディングだけで証拠金が削られていく