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建玉残高(オープンインタレスト)の読み方
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 5 分
結論
建玉残高は、決済されずに残っているデリバティブ契約の総量です。市場にどれだけの持ち高が積み上がっているかを示しますが、その中身がロングとショートのどちらに偏っているかは分かりません。出来高とは別物である点も押さえる必要があります。
要点
- 未決済のまま残っている契約の総量
- 出来高とは別の数字。回転ではなく残高
- ロング・ショートの偏りは分からない
- 増減の理由は複数あり一意に決まらない
定義
先物やオプションにおいて、反対売買や清算によって決済されずに残っている契約の総数。ロングとショートは必ず同数存在するため、片側の枚数として数えるのが一般的。
出来高が「期間中に何回取引されたか」を数えるのに対し、建玉残高は「いま何枚が残っているか」を数えます。同じ1枚を1日に10回売買しても出来高は積み上がりますが、最後に決済されていれば建玉残高は増えません。回転と残高という性質の違いがあります。
建玉残高の増加は、新しい持ち高が市場に加わったことを示します。ただしそれが買い建てなのか売り建てなのかは、この数字だけでは判別できません。契約は必ずロングとショートが1対1で成立するため、建玉残高が増えた事実は「誰かが買い、誰かが売った」以上のことを言いません。
急激な減少にも複数の解釈があります。参加者が自発的に決済した場合もあれば、強制清算が連鎖して持ち高が消えた場合もあります。どちらなのかは、清算データや価格の動きと突き合わせないと分かりません。建玉残高は状態を示す指標であって、原因や方向を説明する指標ではないという理解が必要です。
注意点
- · 「建玉増加=上昇圧力」といった単純な読み替えは成り立たない
- · 取引所ごとに枚数建てか金額建てかが異なり、合算には注意が必要
- · 価格が動くと金額建ての建玉残高は、契約数が同じでも変動する