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集中流動性とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
集中流動性は、流動性提供者が資金を使う価格帯を自分で指定できる方式です。狭い範囲に集中させると同じ資金で厚い板を作れますが、価格がその範囲を外れると取引に使われなくなり、保有資産は片側だけになります。管理の手間は従来方式より大きくなります。
要点
- 資金を使う価格帯を自分で指定する方式
- 狭い範囲ほど同じ資金で厚い板を作れる
- 範囲外に出ると取引に使われなくなる
- 範囲外では保有が片側の資産だけになる
定義
AMMの流動性提供で、資金を投入する価格帯を提供者が指定できる方式。指定範囲内でのみ取引の相手方となり、範囲外では取引に使われない。
従来のAMMでは、提供した資金はゼロから無限大までのあらゆる価格帯に薄く広がります。実際に取引が起きるのは現在価格の周辺だけなので、大半の資金は使われていません。集中流動性では、たとえばETHが3,000〜3,500ドルの間だけで働くよう指定できます。同じ金額でも、その範囲では従来より厚い板になります。
範囲を外れると、ポジションは取引の相手方にならなくなります。上限を超えて価格が上がった場合、保有は全額が片方の資産(この例ではUSDC)になり、その後の上昇の恩恵を受けません。下限を割れば逆に全額がETHになります。範囲を狭くするほど、外れる頻度も高くなります。
そのため、価格の動きに合わせて範囲を設定し直す運用が必要になります。設定し直すたびに取引手数料とガス代がかかり、その時点の価格で資産構成が確定します。範囲が狭いほど、価格比のずれによる損失の影響も強く出ます。専用の自動化ツールもありますが、管理の難易度が従来方式より高いことに変わりはありません。
注意点
- · 価格が範囲を外れると片側の資産のみとなり、その後の値動きの恩恵を受けられない
- · 範囲が狭いほど価格比のずれによる損失が強く出て、手数料収入で埋まる保証はない
- · 範囲の再設定ごとに手数料とガス代が発生し、頻繁な調整は費用がかさむ