STEPN(ステップン)とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
STEPNは、スニーカーを模したNFTを購入して歩いたり走ったりすると、記録された運動量に応じてトークンが得られるスマートフォンアプリです。オーストラリアのFind Satoshi Labが開発し、2021年末にSolana上で公開されました。GMTは運営方針の決定などに使われるトークンで、アプリ内で得られるGSTとは役割が分かれています。
要点
- NFTのスニーカーを保有して運動すると、GPSと加速度センサーの記録に応じてトークンが得られる
- アプリ内通貨のGSTと、上位のGMTという二段構えのトークン設計
- スニーカーには耐久値とエネルギーがあり、1日に得られる量に上限がある
- 2022年に利用が急増した後、収益性の低下とともに利用者数が大きく減少した
定義
NFTのスニーカーを使って歩行・走行を記録し、その運動量に応じてトークンを配布するスマートフォン向けアプリ(Move to Earn)。
STEPNが試みたのは、運動という現実の行動をトークンの配布条件にすることです。アプリはGPSと端末のセンサーで移動速度を測り、保有するスニーカーNFTの種類に合った速度帯で動いているときにトークンを付与します。歩行向け、ランニング向けといった区分があり、速度が合わないと得られる量が減ります。
経済の仕組みは二種類のトークンで構成されています。日々の運動で得られるのがGSTで、スニーカーの修理やレベルアップ、新しいスニーカーの生成(ミント)に使われ、そこで消費されます。GMTは発行量が決まっており、運営方針の投票や上位レベルでの機能に使われます。GSTを使い切る場面を設けることで、配布されたトークンが市場に出続けないようにする設計でした。
実際に起きたことも記録として重要です。2022年前半に利用者が急増し、スニーカーNFTの価格も大きく上がりましたが、参加者の増加ペースが鈍るとGSTの新規需要が減り、獲得できる価値が下がりました。運営は新規スニーカー生成のコスト調整などを行いましたが、利用者数はピークから大きく減少しています。
その後STEPNはSolana以外のチェーンへの展開や、アパレルブランドとの連携企画、後継アプリの公開などを行っています。仕組みとしては、行動の記録・NFT・トークン配布を組み合わせた初期の大規模な実例として参照されることが多い題材です。
注意点
- · 参加するにはNFTスニーカーの購入が必要で、その価格自体が大きく変動する。初期費用を回収できるとは限らない
- · 獲得できるトークン量は運営によるパラメータ変更で変わり、利用者側では制御できない
- · 位置情報と運動データを扱うアプリであり、公式ストア以外から入手した偽アプリによる被害が報告されている
よくある質問
スニーカーNFTを持っていれば歩いた分だけ必ずトークンが増えますか?
いいえ。1日に消費できるエネルギーの上限があり、スニーカーの耐久値が下がると獲得量も落ちます。修理にもトークンが必要で、獲得量と支出は運営のパラメータ設定に左右されます。