Solana(ソラナ)とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
- 公開日
- 更新日
- 読了目安
- 6 分
結論
Solanaは、2020年に稼働を開始したスマートコントラクト対応のブロックチェーンです。取引を並列に処理する設計によって高い処理性能と低い手数料を実現し、DEXやNFT、決済アプリの実行基盤として使われています。一方で、稼働初期には過負荷によるネットワーク停止を複数回起こした履歴があります。
要点
- Proof of History という時刻の順序付けの仕組みを Proof of Stake と組み合わせている
- 取引を並列実行するため、1件あたりの手数料が低く抑えられている
- DEX・NFT・ミームコイン・決済など、利用者数の多いアプリが集中している
- 2021〜2024年にかけて、負荷や不具合によるネットワーク停止が複数回発生した
定義
取引の並列処理と時刻の事前順序付けによって高い処理能力を目指した、Proof of Stake のスマートコントラクト・ブロックチェーン。
Solanaが取り組んだのは、ブロックチェーンの処理能力の低さです。多くのチェーンでは取引を1件ずつ順番に処理するため、利用者が増えると手数料が上がり、送金の確定が遅くなります。Solanaは「互いに関係しない取引は同時に処理してよい」という発想に立ち、取引があらかじめ読み書きする口座を宣言する形式を採ることで、衝突しない取引を並列に実行します。
もう一つの特徴がProof of Historyです。これは合意アルゴリズムそのものではなく、ハッシュ計算を連続させて「この出来事はこの出来事より後に起きた」と検証可能にする時刻の仕組みです。順序が先に決まっていることで、バリデーター同士が順番を議論する時間を減らせます。合意の本体はProof of Stakeで、SOLを預けたバリデーターがブロックを生成します。
実際の用途としては、板形式のDEXや自動マーケットメイカー、NFTの発行と流通、ミームコインの取引、そして決済アプリが中心です。手数料が安いため、少額決済や回数の多い取引と相性がよく、モバイル端末やステーブルコイン送金の実験的な取り組みも行われています。
反面、性能を優先した設計はバリデーターに高いハードウェア要件を課します。過去にはボットによる大量の取引でネットワークが詰まり、ブロック生成が止まる障害が複数回発生しました。その後クライアントの改修や手数料設計の変更が行われていますが、停止の履歴自体は事実として押さえておくべき点です。
注意点
- · 過去に複数回のネットワーク停止が発生しており、停止中は送金も取引もできなくなる
- · バリデーターの運用には高性能なサーバーが必要で、参加のハードルは他のPoSチェーンより高い
- · 新規トークンの発行が容易なため、詐欺的なトークンも多く流通している
よくある質問
手数料が安いのはなぜですか?
1ブロックで処理できる取引の量が多く、取引を並列に実行できるためです。ただし特定のアプリに注文が集中すると、そのアプリ向けの優先手数料だけが上がる仕組みになっています。