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Celo(セロ)とは

執筆
CRYPTO PORT 編集部
公開日
更新日
読了目安
5 分

結論

Celoは、スマートフォンだけで暗号資産の送受金ができることを重視して設計されたネットワークです。電話番号からアドレスを引ける仕組みや、手数料をステーブルコインで支払える設計が特徴として挙げられます。当初は独立したレイヤー1チェーンでしたが、その後イーサリアムのレイヤー2へ移行しました。

要点

  • スマートフォンでの利用を前提に、軽量な検証と簡単な宛先指定を設計目標に置いた
  • ガス代をネイティブ通貨だけでなくステーブルコインでも支払える
  • cUSDなど、複数の法定通貨に連動するステーブルコインを自前で発行している
  • 独立したレイヤー1として稼働した後、イーサリアムのレイヤー2へ移行した

定義

スマートフォンからの送金と決済を主な用途として設計され、ステーブルコインでの手数料支払いに対応したEVM互換のネットワーク。

Celoが前提としたのは、パソコンではなくスマートフォンが唯一の端末である利用者です。長い16進数のアドレスを扱うことや、送金のたびに別のトークンで手数料を用意することは、そうした環境では大きな障壁になります。Celoはこの摩擦を減らすことを設計の中心に置きました。

具体的な仕組みの一つが、電話番号とアドレスの対応付けです。相手の電話番号から送金先を引ける仕組みを設け、初めて使う人でも宛先を指定しやすくしています。ただし電話番号とアドレスの紐付けはプライバシー上の論点を伴うため、番号をそのまま公開しない形の照合方式が採られています。

もう一つが手数料の支払い方です。多くのチェーンではガス代をネイティブ通貨で支払う必要があり、送金したいのがステーブルコインでも別途ネイティブ通貨を用意しなければなりません。Celoは手数料をcUSDなどのステーブルコインで支払える設計を採り、この手順を省けるようにしています。

運用上の大きな変化として、Celoは独立したレイヤー1チェーンからイーサリアムのレイヤー2への移行を実施しました。これにより決済の根拠をイーサリアムに置きつつ、従来の低い手数料と高速な確定を維持するという方針が示されています。実際の用途としては、国際送金や現地通貨建ての決済、寄付・支援金の配布といった取り組みが報告されています。

注意点

  • · レイヤー2への移行によって、資産の出金手順やブリッジの扱いが従来と変わっている。古い手順の解説をそのまま使わないこと
  • · 自前で発行するステーブルコインは担保と裏付けの設計に依存しており、連動が外れる可能性は常にある
  • · 電話番号での宛先指定は利便性の反面、番号の変更や第三者による番号の乗っ取りが受取に影響しうる

よくある質問

  • 電話番号で送金できるなら、番号を知られると資産を取られますか?

    番号を知られただけで資産を動かされることはありません。送金の実行には秘密鍵が必要です。番号は宛先を引くための照合に使われるもので、資産の管理権とは別です。

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