BitTorrent(ビットトレント)とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
BitTorrentは、2001年に公開されたファイル共有のP2Pプロトコルで、2018年にTronの創業者が率いる組織に買収されました。BTTは、ファイルを提供し続ける参加者に報酬を渡すことでネットワークの維持を促す目的で発行されたトークンです。当初はTron上で発行され、後にBitTorrent Chainという別のネットワークへ移行しました。
要点
- 元は暗号資産とは無関係の、大容量ファイルを分散して配信するプロトコル
- 2018年にTronの創業者が率いる組織が買収し、翌年にトークンBTTが発行された
- ファイルを提供し続ける(シードする)参加者への報酬としてトークンを使う設計
- 2022年にBitTorrent Chainへ移行し、単位が再設定された(デノミネーション)
定義
P2Pファイル共有プロトコルBitTorrentの利用者に、ファイルの提供に対する報酬を配る目的で発行されたトークンと、その発行基盤となったチェーン。
BitTorrentのプロトコル自体は、大きなファイルを細かく分割して多数の参加者から同時にダウンロードする仕組みです。中央のサーバーに依存しないため配信コストが下がる一方、ダウンロードが終わった参加者が提供を止めてしまうと、古いファイルが入手できなくなるという構造的な弱点がありました。
この点に対する答えとして設計されたのがBTTです。ダウンロードする側がトークンを支払い、提供を続ける側が受け取ることで、シードを続ける経済的な理由を作るという考え方です。公式クライアントにはBitTorrent Speedという機能が組み込まれ、帯域の提供に対して報酬が付く形が実装されました。
トークンの発行基盤は変遷しています。当初はTron上のトークンとして発行され、2022年にBitTorrent Chainという独立したネットワークへ移行しました。この際に単位が再設定され、旧BTT 1に対して新BTTC 1000という比率で置き換えられています。古い解説では旧単位で書かれている場合があるため注意が必要です。
BitTorrent Chain自体は、複数のチェーン間で資産を移動させるブリッジ機能を持つEVM互換のネットワークとして説明されています。つまり現在のBTTCは、ファイル共有の報酬という当初の役割に加えて、そのチェーンの手数料通貨という位置づけも持っています。
注意点
- · 2022年のデノミネーションにより単位が変わっている。旧BTTと新BTTCの数値をそのまま比較しないこと
- · 報酬の仕組みがあることと、実際に多くの利用者がトークンを使ってファイル共有を行っていることは別であり、利用実態は公表情報で確認する必要がある
- · ファイル共有プロトコル自体は合法だが、著作権を侵害するファイルの配布は各国の法律で違法となる
よくある質問
BitTorrentを使うのにBTTCが必要ですか?
必要ありません。プロトコルとクライアントはトークンなしで従来どおり利用できます。BTTCは帯域提供への報酬などの追加機能に関わるもので、ファイル共有の前提条件ではありません。