Arweave(アルウィーブ / AR)とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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結論
Arweaveは、データを一度の支払いで長期保存することを目的としたネットワークです。保存料の大部分を基金に積み立て、その運用でストレージ費用の下落を織り込みながら保管を続けるという経済設計を採ります。ARはデータ保存の支払いと、保存者への報酬に使われるトークンです。
要点
- 支払いは保存時の一回のみで、月額課金の形を取らない
- 支払いの大部分が基金に積まれ、時間をかけて保存者へ分配される設計
- 保存の証明として、過去のランダムなデータを持っていることを求める仕組みを採る
- ブラウザから参照できる保存済みデータ群はpermawebと呼ばれる
定義
一度の支払いでデータを長期保存することを目指す分散ストレージネットワークと、そのネイティブトークン。
Webの情報は、運営者がサーバー代を払わなくなった時点で消えます。Arweaveが解決しようとしているのはこの点で、継続的な支払いに依存しない保存の方法を作ることを目的にしています。利用者はアップロード時に保存料を支払い、その後の課金はありません。
この仕組みを支えるのが基金方式です。支払われた額のうち、直近の保存に必要な分を除いた大部分が基金として積まれ、時間をかけて保存を担うノードに配分されます。ストレージの単価が長期的に下がってきた事実を前提に置いた設計であり、その前提が崩れた場合の挙動は設計上の論点として残ります。
保存の証明には、新しいブロックを作る際に、過去のランダムに選ばれたブロックのデータを提示させる方式が使われます。単に最新のデータだけを持つのではなく、過去のデータを保持しているノードほど有利になるため、古いデータが保存され続ける動機が働きます。
実際の使われ方としては、NFTのメタデータや画像の保存先、ブロックチェーンの履歴データの保管、検閲されにくい形での記事や記録の公開などがあります。保存されたデータをブラウザから読めるゲートウェイが用意されており、この領域全体はpermawebと呼ばれています。
注意点
- · 一度書き込んだデータは削除も修正もできない。誤って個人情報を含むファイルを載せると取り消せない
- · 永続保存は基金の運用とストレージ単価の前提に依存しており、物理的に保証されたものではない
- · 閲覧はゲートウェイ経由が一般的で、特定のゲートウェイが停止すると見え方に影響する
よくある質問
Filecoinとの違いは何ですか?
課金の考え方が異なります。Filecoinは保存者と利用者が期間を決めて契約する方式、Arweaveは一度払って長期保存を目指す方式です。どちらが優れているかではなく用途の違いです。