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クジラ(whale)とは

執筆
CRYPTO PORT 編集部
公開日
更新日
読了目安
4 分

結論

クジラは、市場に影響を与えうる規模の資産を持つ保有者を指す言い回しです。ブロックチェーン上では大口アドレスの残高や送金が誰でも見られるため、その動きが話題になります。ただし、アドレスの持ち主が誰かは基本的に分からず、取引所の保管用アドレスであることも多いため、動きの解釈には慎重さが要ります。

要点

  • 市場を動かしうる規模の保有者を指す言葉
  • オンチェーンでは残高と送金履歴が公開されている
  • 大口アドレスの多くは取引所の保管用アドレス
  • 送金の意図は外部からは確認できない

定義

一度の売買で価格に影響を与えうるほど大量の暗号資産を保有する個人・法人を指すスラング。明確な保有量の基準はなく、銘柄の時価総額との相対で語られる。

ブロックチェーンは残高と送金履歴を公開しているため、保有量の多いアドレスを一覧で見ることができます。分析サービスはこれを整理して「上位100アドレスが供給量の何割を保有」といった指標を出します。特定の銘柄で保有が偏っているかどうかを確かめるうえで、これは有用な情報です。

一方で解釈には限界があります。大口アドレスの相当数は取引所やカストディ事業者が顧客資産をまとめて保管しているもので、実際の保有者は多数の利用者です。また同一人物が複数のアドレスに分散していることも、逆に複数人が1つのアドレスを共有していることもあります。

「クジラが取引所に送金した=売却の前兆」といった解釈がSNSで流れますが、内部の資金移動、カストディの切り替え、貸し出しの担保差し入れなど、同じ動きに見える取引は多数あります。オンチェーンの事実は確認できても、意図は確認できません。

注意点

  • · アドレスの持ち主を特定したとする投稿は、根拠を確認しないと信用できない
  • · 大口送金の通知を売買の合図として使うと、誤った解釈で振り回される
  • · 保有の偏りが大きい銘柄は、少数の売却で価格が大きく動きうる

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