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TWAP(時間加重平均価格)とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 4 分
結論
TWAPは、一定期間の価格を時間で平均した値です。一瞬の価格の歪みが平均に薄まるため、価格操作への耐性が高まります。その代わり反応が遅く、相場が急変したときには実勢から離れた値を示します。操作耐性と即時性は両立しません。
要点
- 一定期間の価格を時間で平均した値
- 一瞬の価格操作が平均に薄まる
- 期間が長いほど操作に強く反応は遅い
- 急変時は実勢価格から大きく離れる
定義
指定した期間内の価格を、時間の長さで重み付けして平均した価格。瞬間的な価格変動の影響を抑える目的で、オラクルや大口注文の執行に使われる。
計算の考え方は、その価格が続いた時間の長さで重みを付けて平均するというものです。1時間のうち59分が100円で、最後の1分だけ200円になった場合、単純な最新価格は200円ですが、TWAPは約102円にしかなりません。一瞬だけ価格を動かしても平均はほとんど動かない、というのがこの性質です。
オラクルで使われるのはこのためです。フラッシュローンで一時的にプールの価格を押し上げても、TWAPを参照しているプロトコルの担保評価はほとんど変わりません。攻撃者が平均を動かすには、長い時間にわたって価格を歪め続ける必要があり、その間の裁定取引によるコストが割に合わなくなります。
弱点は反応の遅さです。相場が実際に急落した場面では、TWAPはしばらく高い値を示し続けます。その間、清算されるべき借入が清算されず、プロトコルが不良債権を抱える原因になります。逆に急騰時は、実勢より安い担保評価のまま推移します。そのため、平均を取る期間の長さは、攻撃耐性と遅れのどちらを重く見るかという設計判断になります。
注意点
- · 急変時には実勢と大きく乖離し、清算が遅れて不良債権が生じる要因になる
- · 取引が極端に少ないプールでは、長時間価格を歪め続けることが可能で操作耐性は絶対ではない
- · 平均の期間を短くすると操作への耐性が下がり、長くすると遅れが大きくなる