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オラクルとは

執筆
CRYPTO PORT 編集部
公開日
更新日
読了目安
5 分

結論

オラクルは、ブロックチェーンの外にある情報をスマートコントラクトに届ける仕組みです。DeFiの清算判定や合成資産の価格はすべてこれに依存しています。オラクルが誤った値を報告すれば、契約は誤った値のまま正しく実行され、資産が失われます。

要点

  • チェーン外の情報を契約に届ける仕組み
  • 清算判定や担保評価の前提になっている
  • 誤った値でも契約はそのまま実行される
  • 単一の情報源に依存する設計は狙われやすい

定義

ブロックチェーンの外部にあるデータを取得し、スマートコントラクトが参照できる形でチェーン上に書き込む仕組み。価格のほか、為替や天候などのデータも対象になる。

スマートコントラクトはチェーン上の情報しか読めません。ETHが今いくらかは、取引所という外の世界の情報です。そこでオラクルが価格を取得し、チェーン上に書き込みます。レンディングの清算判定も、担保評価も、デリバティブの決済も、この書き込まれた値をもとに行われます。DeFiの土台と言える部分です。

設計上の中心的な課題は、その値をどうやって信用するかです。1つの主体が書き込む方式は簡単ですが、その主体が誤ったり乗っ取られたりすれば終わりです。そのため、複数の独立したノードが価格を報告し、その中央値などを採用する方式が広く使われます。報告者に担保を差し出させ、不正報告時に削減する設計もあります。

実際の攻撃は、オラクル自体を壊すのではなく、参照している価格の元になる市場を歪める形で起きます。取引量の薄いDEXの価格をそのまま参照しているプロトコルに対し、フラッシュローンで一時的に価格を押し上げ、過大評価された担保で借り入れて逃げる、という手口が繰り返されてきました。複数取引所の時間加重平均を使うのは、この対策の一つです。

注意点

  • · 参照元が単一のDEXや薄い板だと、価格操作によって不当な清算や借入が発生する
  • · ネットワーク混雑や障害でオラクルの更新が止まると、古い価格のまま契約が実行される
  • · オラクルの運営主体や報告ノードに障害・不正があれば、依存しているプロトコル全体が影響を受ける

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