メモ・タグを付け忘れたとき
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 5 分
結論
メモやタグを必要とする銘柄で、それを付けずに取引所へ送ると、送金自体は成功しても誰の入金か判別できず、残高に反映されません。この場合はまず、送金先が取引所であることを確認したうえで、トランザクションIDを添えて公式サポートに申告します。多くの事業者に調査の窓口はありますが、対応は保証されておらず、時間も手数料もかかることがあります。
要点
- XRPやXLMなど、メモ・タグ方式を使う銘柄で起きる問題
- 送金自体は成功しているので、エクスプローラー上では正常に見える
- 宛先が取引所なら申告の窓口がある。個人ウォレット宛なら関係しない
- 調査は保証されず、手数料や数週間の時間がかかる場合がある
定義
宛先アドレスを多数の利用者で共有する仕組みの銘柄で、個々の利用者を識別するための短い文字列(メモ、タグ、デスティネーションタグ)を付けずに送金してしまった状態のこと。
仕組みを理解しておくと対処が早くなります。一部の銘柄では、取引所が利用者全員に同じ入金アドレスを割り当て、代わりに利用者ごとに異なるメモやタグを発行します。つまりアドレスは「建物の住所」、メモやタグは「部屋番号」です。部屋番号なしで荷物を送れば、建物には届くが誰宛か分からない。今起きているのはこの状態です。
最初に確認するのはトランザクションの実態です。エクスプローラーでトランザクションIDを検索し、宛先アドレス、数量、そしてメモ・タグの欄が空であることを確認してください。エクスプローラーによってはメモの欄の名称が異なりますが、値が入っていないことが見て取れれば十分です。この画面は後の申告で証拠になるので、保存しておきます。
次に宛先の性質を確認します。宛先が自分の使っている取引所の入金アドレスであれば、事業者に申告する道があります。多くの事業者はこの種の問い合わせ用の手順を用意しており、一般的にはトランザクションID、日時、数量、送金元の情報を提出します。ここで注意したいのは、調査には時間がかかり、事業者によっては調査手数料を設定していること、そして調査しても特定できない場合があることです。
宛先が個人のウォレットである場合、そもそもメモ・タグは不要なので、この問題は起きていません。着金しない原因は別のところにあるので、「入金が着金しないとき」の手順に戻って確認してください。
再発防止は単純です。入金画面にメモやタグの表示がある銘柄では、アドレスとメモの両方をコピーして、送金画面の該当欄にそれぞれ貼り付ける。送信前に、両方が入っていることを目で確認する。この2手間だけで防げます。メモが必要な銘柄かどうかは、取引所の入金画面に明記されているのが一般的です。詳しくは「メモ・タグの使い方」を参照してください。
注意点
- · 「メモなし入金を復旧します」と個別に連絡してくる相手は詐欺です。申告は必ず、自分でブックマークした公式サイトまたは公式アプリの窓口から行ってください
- · 調査を依頼しても資産が戻るとは限りません。事業者が特定できないと回答することもあります
- · 同じ銘柄で「とりあえずもう一度送る」のはやめてください。二重に判別不能な入金を作ることになります
よくある質問
メモの欄に適当な文字を入れてしまいました。
空欄の場合と同じく、自分の口座に紐づきません。取引所の入金画面に表示された値と一致しない限り識別されないためです。トランザクションIDを添えて公式サポートに申告してください。