中級者用語を調べる
トレーリングストップとは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
- 公開日
- 更新日
- 読了目安
- 4 分
結論
トレーリングストップは、価格が有利な方向へ動くのに合わせて逆指値の水準が自動で追随する注文です。不利な方向へは動かないため、到達すれば決済されます。追随幅の設定によって、決済されやすさが大きく変わります。
要点
- 有利な方向の値動きに合わせて逆指値が追随する
- 不利な方向へは水準が戻らない
- 追随幅は金額または比率で指定する
- 幅が狭いほど小さな反転でも決済される
定義
対象価格が有利な方向へ動いた分だけ、逆指値の発動水準を自動的に切り上げ(または切り下げ)ていく注文形式。
買い建玉に対して追随幅を10万円と設定した場合を考えます。価格が500万円のとき発動水準は490万円ですが、価格が530万円まで上がると発動水準も520万円へ切り上がります。その後価格が下がっても520万円のまま動かず、そこに達した時点で決済されます。
追随幅の設定は、決済されやすさを直接決めます。幅を狭くすれば小さな反転でも発動しますし、広くすれば発動しにくくなる代わりに戻りが大きくなってから決済されます。どちらが適切かは一概には言えず、それ自体が有利・不利を意味するものでもありません。
実装は取引所によって差があります。発動後に成行で出るのか指値で出るのか、追随の判定が約定価格か気配値か、といった点が異なるため、同じ設定でも挙動が変わります。利用前に仕様を確認しておく必要があります。
注意点
- · 発動後に成行で執行される場合、指定水準から離れた価格で約定することがある
- · 追随幅が狭いと、一時的な値動きで意図せず決済されることがある
- · 取引所によって追随の判定方法が異なり、同じ設定でも挙動が変わる