中級者用語を調べる
ステーブルコインの規制とは
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
- 公開日
- 更新日
- 読了目安
- 5 分
結論
法定通貨に価値を連動させるステーブルコインは、決済に使われる性質から、他の暗号資産とは別の枠組みで扱われる傾向があります。日本では資金決済法の改正で電子決済手段という区分が設けられ、発行できる主体や仲介する事業者に条件が課されました。同じ「ドル連動」でも、裏付け資産の持ち方によって扱いが変わる点が要点です。
要点
- 決済手段としての性質から別枠で規制されやすい
- 日本では電子決済手段という区分が設けられた
- 発行できる主体と仲介する事業者に条件が課される
- 裏付け資産の持ち方によって扱いが大きく変わる
定義
法定通貨などに価値を連動させたトークンに対する規制の総称。価値の裏付けと償還の確実性、発行者の信用、決済に使われる際の利用者保護が主な論点になる。
ステーブルコインが他の暗号資産と区別されるのは、価格変動を前提とした投資対象ではなく、支払いに使われることを目的としているからです。決済に使われる以上、額面どおりに換金できることが前提になり、発行者が裏付け資産をどう保全しているかが制度上の焦点になります。
日本では資金決済法の改正により、法定通貨建てで額面での償還を約束するものが電子決済手段として位置づけられ、発行できる主体や、売買・仲介を行う事業者の登録などが定められました。担保を暗号資産に置くものや、アルゴリズムで価格の維持を図るものは、これとは別の扱いになります。
海外でも、発行者に裏付け資産の保有と情報開示を求める方向で制度整備が進んでいます。ただし、対象となる範囲や求められる開示の水準は法域ごとに異なります。特定の銘柄がどの区分に当たるかは、発行者の説明と各国当局の公表資料で確認してください。
注意点
- · 「ドル連動」と表示されていても、裏付けの中身と償還の条件は銘柄ごとに異なる
- · 個別の銘柄がどの区分に当たるかは、当局と発行者の公表資料で確認する
- · 各国で制度整備が進行中であり、内容は今後も変わりうる