投じる額の上限を先に決めておく
- 執筆
- CRYPTO PORT 編集部
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- 6 分
結論
いくらまで投じるかを買う前に決めておくと、価格を見ながら金額が膨らんでいく展開を避けやすくなります。適切な上限は、その人の収入・支出・家族構成によって変わるため一般化できません。当サイトが金額や比率を示すことはなく、上限を決めても損失は防げません。
要点
- 上限は買う前に決める。価格を見ながら決めると、その時の気分が混ざる
- 適切な額は金額の問題ではなく、失っても生活と判断が保てるかという状態の問題
- 追加で入れたくなったときに立ち止まれるよう、上限は書き留めておく
- 上限を決めても損失は防げない。膨張を止めるための仕組みにすぎない
定義
暗号資産に充てる金額の上限を、購入を始める前にあらかじめ決めておくこと。
上限を先に決める理由は単純です。決めていないと、上限は「そのとき自分がいくらまでなら出せる気分か」で毎回決まってしまいます。価格が上がっている局面では気分が大きくなり、下がっている局面では取り返そうとして大きくなります。どちらも、落ち着いているときに決めた額より大きくなりやすい方向です。事前に決めて書き留めておくことは、この揺れを止めるための単純な仕組みです。
では上限はどう決めるのか。よく使われる「余剰資金の範囲で」という言い方は、金額の基準ではなく状態の基準です。生活費、数年以内に確実に必要になる支出、返済の予定がある借入、これらに手をつけずに済むか。全額が戻らなくなったとして、生活の継続と冷静な判断が保てるか。同じ金額でも、収入・家族構成・他に持っている資産によって答えは変わります。だからこそ、当サイトが「資産の何%まで」といった数値を示すことはありません。
借りたお金を充てることは、この考え方とは根本的に相容れません。返済義務は価格が下がっても消えないため、下落と返済が同時に来ます。同じ理由で、生活費や教育費など使途が決まっている資金を一時的に回すことも、上限を決めた意味を失わせます。上限とは「ここまでなら失っても取り返しがつく」という線であり、失えない資金はその線の外側にあります。
最後に、上限を決めることは損失対策ではないと押さえておいてください。上限まで投じた分が全額失われる可能性は、上限を決めていても決めていなくても同じです。この仕組みが効くのは、損失の大きさが自分の許容範囲を超えて膨らんでいくことを防ぐ場面だけです。どの額を上限とするかはご自身の状況に基づいて判断してください。
注意点
- · 本記事は投資助言ではなく、特定の金額・比率を推奨するものではありません
- · 上限を決めても、投じた範囲の損失を防ぐことはできません
- · 借入金や使途の決まった資金を充てることは、上限を決める前提と両立しません
よくある質問
上限は後から引き上げてもよいですか?
引き上げること自体を否定はできませんが、価格が動いている最中に引き上げる判断は、落ち着いたときの判断とは別物になりがちです。見直すなら、値動きから離れた時点で、理由を書き残したうえで行うと後から検証できます。